江戸の糞尿学

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861825552

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  • 永井義男 著「江戸の糞尿学」、2016.2発行です。江戸時代、糞尿を下肥として農家に販売した。化学肥料が普及するまで、長く続いたようです。昭和の頃から汲み取り料の徴収か。昭和50年代、水洗トイレ、下水道の普及。現在トイレの水洗化率は91%。なお平成9年3月まで、東京都清掃局は糞尿を海洋投棄。また、風俗的には、江戸時代、男も女も平気で屋外で放尿していた。京都の女性は道端で小便桶に尻を突き出し、後方に向けて立小便していた。江戸の女性はしゃがみ小便だったそうです。表紙は、女が放尿中の便所に男が強引に侵入中。

  • 江戸時代を中心としながらも、古代から現代までの排泄にまつわる文化の変遷を詳しく知ることができる。メインテーマ以上に1番驚いたのは、東京都が1997年まで糞尿を相模湾大島近辺に海洋投棄していたという話。また台湾や沖縄でかつて存在したという豚便所も同じく印象に残っている。便の落下先に豚が待ち構えて人間のそれを食べ、そうして育った豚をやがて人間が肉として食す、という循環の流れが機能していたそうな。

  • 最初から最後までウンコ、おしっこの話でちょっとビビる。ウンコにまつわる逸話や古典の記載などよく調べたなぁと感心する。
    江戸時代の農民は、糞尿を買い取り肥料にしていたそうだが、結構なお金を払っており、領主から単純に搾取されて苦しんでいたというより、貨幣経済が事実上進んでいる状況で調達コスト増で苦しかったという実態が少し見えた。位の高い人のウンコは肥料として栄養価が高く、大名屋敷の汲み取りは権利の争奪戦だったとあったが、他の本でも階級別のデータが載っていて本当にそうだったので、ビックリした。
    歴史タイムスリップのドラマとかでよくあるが、臭いの観点から幻想だと認識させる内容だった。

  • Recycle of human shit.
    much cleaner than in Europe at that time.

  • 内容は面白い。が、表紙はいかがなものか?ここまで煽情的にする必要はないと思います。小説もいりません。

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著者プロフィール

『算学奇人伝』で第6回開高健賞を受賞し、本格的な作家活動に入る。江戸の風俗に精通し『幕末一撃必殺隊』『影の剣法』ほか多数の時代小説を執筆。ノンフィクションに『図説 吉原事典』『江戸の売春』など。

「2016年 『下級武士の日記でみる江戸の「性」と「食」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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