エコノミストの昼ごはん――コーエン教授のグルメ経済学

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861825590

感想・レビュー・書評

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  • タイラー・コーエンがやっているポッドキャストのConversation with Tylerを分からないなりに聞いているのだが、コーエンというのは音楽、文学、映画などとにかく何にでも一家言ある人だ。ちなみに普通のアメリカ人並みに(ということはそれなりに)スポーツ観戦にも興味がある。食についても言及することが多く、たとえばフィンランドで食べるロシア料理が最高(本書を読んで初めて知ったのですが奥様がロシア人なんですな)だとか、実に色々な土地の食を知っていることよと思っていた。そんなコーエンのある種のスノッブさが良い形で食のエッセイに結実しており楽しく読めた

    しかし、あくまでアメリカ人がアメリカ人読者を想定して書いているものであり、日本人が読むとそのあたりのずれは感じるだろう。コーエンは、雰囲気やサービスが良いが値段が高くて味はイマイチな店よりも、安くてうまい店を探すメリットについて説く。日本人からすると「そりゃそうだ」なのだが、平均的アメリカ人は日本人と比べるとかなり雰囲気重視・味軽視の傾向があるためだ。他にもアメリカ的なところとしては以下がある:
    ・バーベキューにまるまる一章を割く
    ・地元にいながらにして多様な食文化にアクセスできる。レストランレベルでの食の多様性や完コピぶりについてコーエンは東京をべた褒めだが、本当にエスニシティを感じるレベルの「深い」多様性では移民国家アメリカにはかなわない
    ・自宅での料理について語る最終章は、パーティー想定で日常の食事ではない

    ここではコーエンはeveryday foodie(いつでもグルメ)を自称している。原著は2012年刊。まだfoodieという言葉に手垢がついていなかったのだ。また、今ならば英語話者にとって東京でwebを頼りに食べ歩きすることも容易いだろう。10年の時の流れ

  • 美食を経済合理性にもとづいて分析した内容。日本は美味しい。

  • 経済

  • 東2法経図・6F開架:KW/2015//K

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  • 面白かった。
    けど、わざわざヨーロッパまで行って
    インド料理は食べたくないな…
    しかしアジアの屋台については賛成!
    私も一度もお腹壊したことないし、
    安くて美味しいし、
    あーアジア行きたくなる…
    バーベキューネタは前肉の話でも読んだし、
    アメリカ人好きね!

  • そんな経済学がちがちの本ではなく、食いしん坊さんが「安くうまい昼飯」を食べるためのうんちくを経済学の視点を交えながら語る、ぐらいの程度の経済学。
    なので、まったく難しくはございません。
    というか、なかなかに面白い本です。
    食べることが好きな人ならばたのしいこと間違いなし。
    旅行好きならばさらに言うことなし。(アメリカや世界各地の料理の話が出るので)

  • 著名な経済学者である著者が食べ物について薀蓄を述べる本。データに基づく経済学的な見地で語ると思いきや、著者の主観による記述が多い。

  • バーベキューは日本のものとはかなり違う、時間をかけて作る大変な料理らしい。一度食べてみたいまのである。
    海外旅行によく行く人は、この本を読んで行くといい。なにせ、海外旅行で一番困るのが、安くて美味しいレストラン探しだから!

  • 出だしこそ、個々の消費者があるべき食生活を考えて変えることで国家経済や国際経済を改良する力を持つ…とそれっぽかったんだけどね。経済学者が著者というだけで、「グルメ"経済学"」はちょい言い過ぎやろーという印象。
    だけど、BBQで一章語れるってのには脱帽です(第5章)、さすがアメリカ人。肉と野菜を焼くだけじゃないのね〜。

  • 本が手元にないので、あやふやな内容の感想。
    東京のイタリアンは概ね美味しい。だけどケチャップだらけのスパゲッティには注意。つまりナポリタンは嫌いらしい。

    ロハスとか地産地消とかは経済学的に見ると全然クソ。
    食料が足りてる?食料価格が上昇して割りを食うのは貧しい人たち全然食料足りないんだからどんどん遺伝子組み換えろ。
    オシャレと美味しいって違うよね。
    お客の知識が店の質。
    海外の美味しい日本料理屋が高いのは新鮮な素材を手に入れるのが大変、ほとんどそれだけ。



    「いつでもグルメ」なわたし自身の似たような経験をひとつ。
    日本で食べるインド料理屋にはハズレがあるけれど、パキスタン料理屋にはハズレがない。
    しかしすぐ潰れる。

  • 330.4

  • アメリカの経済学者であるコーエン教授による、美味しい食事にありつけるためのノウハウや食に関わる様々な知識が学べる貴重な一冊です。
    特に、アメリカの食事が歴史的に、どのように衰退していったかといった分析はかなり興味深いものがありました。
    海外での外食でいい食事にありつく方法などは海外に行く際には、かなり参考になるのではないでしょうか。

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著者プロフィール

米国ジョージ・メイソン大学経済学教授。1962年生まれ。「世界に最も影響を与える経済学者の一人」(英エコノミスト誌)。経済学ブログ「Marginal Revolution」運営者。著書に全米ベストセラー『大停滞』 (NTT出版)など。

「2020年 『BIG BUSINESS(ビッグビジネス)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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