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- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861826733
感想・レビュー・書評
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「砂漠のキツネ」といえば、ミリタリー趣味者でなくとも知っている人がいる多いのでは無いのでしょうか?
ナポレオンと並んで知名度の高い軍人エルヴィン・ロンメル元帥が亡くなる前に書き残していた回想録です。
大戦を生き延びたドイツの将官による回想録は数多く出版されています。高い評価を得ているマンシュタイン元帥等の戦後による当事者の回想録は貴重ではありますが、戦後の後知恵が入ってしまいその責任をヒトラーへ押し付けたり自己正当化が行われ(リデル・ハートなどが協力)て正確とは言えない状態だったりします。
しかし、本書はロンメル元帥が戦中に書き残している為に戦後の後知恵による改変が無く元帥が考えていた事が記載されているわけです。元帥が関わった戦闘に関する他の資料と並べて読み進めると面白いですよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本人が推敲せぬまま残されていたのを奥さんたちが出版した回想録ということで、戦況についての描写や人物評も肉声のように響く。補給に関しての自己弁護にも聞こえるような上級司令部への批判とかも。砂漠戦や戦車戦の特性といったものも伝わってくるし、北アフリカの戦いがどのように推移したのか始めてよく理解した。この本にどれだけの需要が見込まれるのか知らないけど、日本語にして出した出版社と訳者凄いと思う。とにかく地名が覚えづらい。