戦闘戦史――最前線の戦術と指揮官の決断

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861826931

作品紹介・あらすじ

戦争を決するのは政治家と将軍だが、戦闘を決するのは前線の指揮官である。恐怖と興奮の坩堝と化す、「現場」で野戦指揮官たちは、その刹那、いかに決断するのか?「戦略論」では見えてこない戦いの実相とリーダーシップを描く。

感想・レビュー・書評

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  • 日本陸軍の戦術部隊(大隊または聯隊)の戦闘行動について書かれた書籍(2018/06/30発行、3024E)。

    本書は、雑誌『歴史群像』に掲載された著者の帝国陸軍の戦闘について書いた過去記事を取り纏めたモノですが、アーカイブ本にも関わらず値段はかなり高くなっています。 その上、裏付けが今一つ甘いように感じる記事(例えば、盧溝橋やガダルカナルetc.)も有り、個人的には評価は微妙な感じでした。

    特にガダルカナルの記事に書かれている一木清直支隊長の考評(?)については、自軍有利の情報を信じ敵情報の収集も疎かに白兵突撃で支隊を全滅させているのですから、いくら日本陸軍の用兵思想に忠実だったとしても、結果として無謀な指揮をしたことには変わらないのではないでしょうか。

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著者プロフィール

1966年東京生まれ。ミリタリー・ライター/編集者。ライターとしては『歴史群像』(ワン・パブリッシング)を中心に戦史・歴史記事多数を寄稿。著書に『戦闘戦史』(作品社)、共著に『武器と甲冑』(ワン・パブリッシング)、『戦国時代の軍師たち』(構成も含む。辰巳出版)などがある。

「2021年 『イラストでわかる 武士の装束〈サムライファッション〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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