新世界秩序

制作 : 山本 規雄 
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861827020

作品紹介・あらすじ

21世紀の“帝国の興亡”と“グローバル・ガバナンス”

感想・レビュー・書評

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  • 帝国の攻防と世界統治

    古代中世の世界秩序、武力と宗教による統治、資本主義による世界秩序、パックスアメリカーナの拡大と衰退、G2 イギリスとアメリカアメリカとソ連、アメリカと中国店までは非常に興味深く読んだが、
    21世紀の世界秩序はどうなるか?に対する答えは様々な可能性を述べるだけで非常に物足りない内容であった。

    インディオは同じ人間なのか?スペインによる世界統治の過程でインディオは人間にあらざる存在であり、改宗させることはできない、インディオは人間であり、キリスト教徒にしなければならない存在だと議論が行われた。その論争の後インディオを奴隷とすることが禁じられた。インディオは本質的に劣った存在であり、人ではなく物として支配することができると明言されていた、キリスト教に改宗した物として、ということである。

  • 東2法経図・6F開架 319A/A95s//K

  • それぞれの時代にその時代の論理に基づいた世界秩序がある。支配の論理は武力や宗教から資本へと変遷、現在はグローバル資本主義が世界秩序となり、国民国家ですらその立場が脅かされている。グローバル・システミック・リスクはますます増大しており、世界は無政府化、カオス化しつつある。その中で必要とされているのは新たな論理に基づく世界秩序であり、世界統治機構である・・・

    詳しい時代考証をバックに現状分析、未来への提言が行われている。リスク回避のためには民主主義をベースとした世界統治機構が必要・・だが、世界が合意の元に新しい秩序を作り上げるには危機意識を共有して自らの目先の利益を放棄して連帯する必要があるだろう・・ 正直、相当なリスクに直面したときに理性的な判断を世界中の人々が下さない限り、彼の構想は絵に描いたもち、なのかもしれない。
    今までの世界秩序はすべて何らかの力を背景に格差などの問題を不可視化してきたわけで、「新世界秩序」が真に民主的で公平なものになるために今までの世界秩序の論理では不可能だろう。「夢物語」にならないための方策としてはちょっと説得力が欠けるかな、と思いました。

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著者プロフィール

1943年11月1日アルジェー生まれ。フランスを代表する知識人。81年〜91年大統領補佐官、欧州復興開発銀行総裁も努める。

「2001年 『反グローバリズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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