ドイツ軍攻防史: マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861828072

作品紹介・あらすじ

新書大賞『独ソ戦』の著者、最新作!!
勝利と敗北を分かつもの――その本質とは何か?
前線指揮官の苦悩と参謀本部の錯誤、砲兵戦術の革新、ティーガー戦車等新兵器の運用。
第1次から第2次大戦まで、戦いのターニングポイントを詳細に検討。
ドイツ軍事史の第一人者による最新の戦史。

マルヌ会戦、ダンケルク撤退、陸の巨人独ソの激突ほか、激戦を明解に分析。
「欧米におけるドイツ軍事史の研究は長足の進歩をとげている。とくに、2014年から2018年は、第一次世界大戦百周年ということで(同大戦については当事者意識の薄い日本では、残念ながら、学界の動きは低調だったといわざるを得ないが)、多数の論考が発表され、従来の像に疑義を呈する、あるいは一新させるような成果があがった。」(本書より)

感想・レビュー・書評

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  • WW1~WW2までのドイツ軍の通史

    電撃戦も幻、補給戦も幻、ゲーレン期間も幻、国防軍神話も幻、プロホロフカの大戦車戦も幻、ツィタデレ作戦のヒトラー主導は虚偽。

    うーん、最新の研究に触れていかないとだなあ。

  • 第一次から第二次大戦までの期間のドイツ軍事史を、新たな欧米での研究を参考にして、通説を見直していく内容の図書。岩波新書の『独ソ戦』や作品社の『ドイツ軍事史ーその虚像と実像』と同じ著者。第一次、第二次大戦ともにドイツは明確な目的を持っていない作戦を行っていたようだ。ヒトラーが悪い、というような極端な主張ではなく、冷静な分析を知ることができて面白い。

  • コマンドマガジンに掲載された歴史記事やコラム等を再構成し収録した書籍(2020/05/15発行、2970E)。

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著者プロフィール

現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員等を経て、著述業。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。主な著書に『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』『「太平洋の巨鷲」山本五十六』『日独伊三国同盟』(角川新書)、『ドイツ軍攻防史』(作品社)、訳書に『「砂漠の狐」回想録』『マンシュタイン元帥自伝』(以上、作品社)など多数。

「2023年 『歴史・戦史・現代史 実証主義に依拠して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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