半農半Xの種を播く: やりたい仕事も、農ある暮らしも

制作 : 塩見 直紀  種まき大作戦 
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861870439

感想・レビュー・書評

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  • 半農半Xを目指す人へ向けて書かれた、半農半Xという生き方をしている人たちとの体験談と塩見直紀さんからのメッセージ。

    半分農業をし、半分自分に合った「X」をする訳ではなく、
    「農ある暮らし」と「自分の天職=X」を実践するという生き方。
    そんな生き方をしてみたいと感じる人にはおすすめ。

  • 「農」は農業、「X(エックス)」は天職という意味で他の仕事のこと。

    大量生産大量消費を疑問視する人や、自然豊かな暮らしがしたい人が採る生き方のひとつとしてよく耳にするようになった言葉「半農半X」は、”半”とついてはいますが、かける時間や収入としてのお金が半々という意味ではなく、とにかく自然と関わりながら仕事を持つ人(仕事が複数ある人もいる)を差します。

    これを実際に実践している人を取り上げた本で、本当に様々な職業の人が登場します。半農半豆腐屋、半農半歌手(加藤登紀子の娘が出てきます(驚))...など。彼らに共通するのは農業を地球や自分に負担をかけない、持続可能な生活の”一部”とし、そこにプラス好きな仕事を持って生活していること。兼業農家といえばそうですが、どちらかというと都会に住んでいた若者が自らの意思で田舎に移住してきた人たちがほとんど。

    中学生の時にその学年で唯一、将来なりたい職業に「農業」を選んだ自分としては、ほかに同じような考え方をしている人が結構多いといいますか、最近になって農業を身近なものとする考えが受け入れらてきたことに驚いています。とはいえ紆余曲折あって今は半古代ガラス研究者半食品会社。ここにさらに農業を加えていくために準備中。こうなると半半ちがいますが...


    ちなみに半農半Xの考え方は、農業は規模に関係なく、田舎に移り住む必要もない。無理なく少しずつ農とかかわっていけばよいというもの。ベランダ菜園でも貸農園でもいいのです。無理しないことがベースにあります。

  • 一時期話題になった覚えのある本を読んでみると、半農半マクロビオティック料理家ということで中島デコさんがトップに載ってました。なるほど、納得です。

  • Xを見つけたい
    畑を借りたので今後が楽しみ
    玄米と自然塩と味噌があれば生きていけるなんて素晴らしい

    小さな農:家族の自給程度の農、持続可能性のある農
    瞑想:自分を振り返る静かな時間

  • 楽しそうで良いのだけど、登場するひとたちの農業歴がだいたい3年くらいで、飛び込む不安を払拭するには心許なかった。

  •  やりたい仕事も農ある暮らしも実現できる半農半X。提唱者の塩見氏と出会った「種まき大作戦実行委員会」。「ひとり一人が種を蒔けば社会は変わる」と、有志団体や個人が集まって発足した。本書は、多くの半農半X実践者のルポやアンケート、Q&Aなど情報満載。自分にも始められる農的ライフスタイルが見つかるはずだ。(S)

  • 農業が身近にできると書いたメッセージの強い本です。

    やさしい言葉で言えば「兼業農家のすすめ」なのですが
    世俗的な兼業農家ではなくて
    神秘的で哲学的な半農半Xを紹介しています。

    今日のサンデープロジェクトでも農業特集がありました。

    「農業は絶望的な産業ですが、やり方によっては宝の山です」

    確かにその通りです。
    でも多くのメディアはその川の両側にしか興味がなくて
    その中間は無視します。
    絶望とウソみたいな成功のどちらかにしか目がむかない。
    当事者から見ると、視線の底が浅く見えますが
    一般的な視聴者も同じ目線で見ているのでしょうか。

    実際は、絶望と宝の山を行ったりきたりしながら
    ちいさな努力を重ねているものです。
    哲学的な部分よりも、もっと現実的な対応が
    求められているように思います。

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