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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784861918810
感想・レビュー・書評
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ずばりサブカルで15万円稼ぐこと。
自習はいくらできても、この次の表現をしてお金を稼ぐ、ここが誰しもができない部分なんだろうな。
「今日はそこそこ良かった』とかつぶやくだけで満足してしまう「プロのお客さん』になっちゃいけません、映画を観た、本を読んだその結果を換骨奪胎し、自分なりの表現としてアウトプットすることが重要。
ここが大事で難しいところだけど、今はその機会が溢れている時代だから尚更重要ですね。
大槻ファンとしては、オールナイトニッポンのあの頃の青春時代は自分の貴重な日々でした。半年で打ち切りと書かれていたけど、もっと長く続いていたように思ったけどなぁ。 -
今、流れ流れてライターの端くれをしている私には
いろいろ実感できる本でした。
これは最初からただひとつの目標に向かってきた方には無縁な内容ですね。
何をやっていいか分からない、分からないから何でもやろうという姿勢は
思わず共感してしまいます。
ちなみに発売日当日に渋谷タワレコでサインして頂きました。
すごい人だったのにも関わらずひとりひとりと丁寧に接していた大槻さん。
とても素敵でした! -
小説の書き方について「小説のはじまりは散文詩で、締めはパズルで。」という下りがあるんだけど、これで言ってることが自分が「プレゼンの仕方」とか「論文の書き方」とか「就活のエントリーシートの書き方」とかで普段学生さんに言ってることとほとんど一緒でなかなか興味深いというか。
要するに最初は思いつくままにネタ出しして、次にパーツを適当に膨らませて、あとは部品間をはまるように設定しろという話で、特に「結構適当に部品集めてくればパズルの部分はなんとかなる」感覚とか、こういう手順なり構造って割と普遍的なものだよな、と。
ジャンルの違いってのは要するに、ネタ出しの探索空間の違いと、パズルの接合ルールの違いなんだろうな。
ある意味当然ながらなかなか改めてこうして書かれると興味深い。 -
特撮時代に決して成功したと言えなかったが、その中でも聞いてくれていたアニメ関係者からオファーを受け、アニメの主題歌を担当してその曲がネット上大変話題になった。どんな時代も無駄な事は無いというエピソードが印象的です。
自分の好きなものをどんどん吸収して、アウトプット出来る様になりたいなぁ。 -
勉強になった!
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客観的な視点で控えめな文章で大槻ケンヂさんの人のよさがうかがえた。
続けていればいつか運が巡ってくる的な感覚はすごくよくわかる。
どんなジャンルにせよ喰っていくのは大変ですね。
サブカル的な話は好きなので面白かった。 -
まだ46歳でここまで振り返ってまとめるのは早いんじゃない?大槻さんと、思ったけど10年もしたらサブカルジジイとかいってサブカル者の老後を絶対書くんだろうなあ(笑)オススメの本、映画が載ってるのは嬉しい。是非、ブクログで特集を!
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自分は4年ほど働いた会社を辞め、お笑い芸人という職についたのだが、「売れたい」という強い思いを持って飛び込んだというより、これまでテレビや劇場で観てきたカッコいい芸人さんの人生を追体験してみたいという行き過ぎたオタク根性で入ったため、「稼ぐ」ということに正面から向き合わずにここまできた。しかし芸人を名乗り始めて3年が経過し、一端の芸人になれた実感は持てたところで「稼ぐ」ことへ興味が移ってきた。そこで手に取ったのがこの本である。
すでにサブカル(芸人はサブカルなのか?)の中にいて人前でネタを通じて表現している身としては、稼ぐための手段というよりも、今後の生き方を学ぶほうが大きかった。
若いうちは性欲で埋めていた時間を、大人になり性欲が衰えると自由な時間を持て余すようになる。その時教養がないとギャンブル、酒、よくない方向に人を向かわせる。だから教養を身に付けるべきという考えがグサグサと刺さり、まさに自分はズリネタを求め即物的な消費をしている教養のないオタクになってしまっているのではないかと猛省した、、ぐぐ。
人間万事塞翁がコラムネタの精神で、好きなサブカルに向き合いつつ、意識的に自習を続ける。
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さ、さいこー
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