- Amazon.co.jp ・本 (68ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861930195
作品紹介・あらすじ
夜のように深い昏睡の底で、姫はそのとき深海魚の夢のような夢をみていた。澁澤龍彦の幻想文学が新たに息づく。
感想・レビュー・書評
-
☆2 水無瀬
澁澤は1に翻訳、2にエッセイ、(小説はイマイチよね)と思うが、これは乳白色に揺蕩う挿画が良いので目に愉しい。
☆1 容
挿画と澁澤の文体(中身はともかくとして)が美しいので読んでもいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
澁澤さんの紡ぐ幻想世界と、野村さんの美しいオブジェが見事に融合された本です。なにものにも染まっていない乳白色の世界が広がりそれはあまりに濃厚でむせ返るほど。眠り続けるお姫様の夢は昏々と深く深く沈みゆき、一緒に落ちてゆく感覚。美しいです。(2009年3月読了)
-
悲哀を存在価値にする少年と、停滞を存在価値にする少女。
叶わない恋の話でもあり、見果てぬ夢の話でもある。 -
白く美しい物語。
そしてそれはどこか寂寥とした雰囲気を纏って、
うっすらと透けて見える底のない海のなか。
綺麗な本です。
(2009.03.20)
-
オブジェ集の本。きれい
-
以前他で小説の内容を読んだことはあったのですが、美しい装丁に惹かれて購入しました。内容も謎めいていて美しい。と思います。でもまだこれで読んではいないので星みっつです…。
-
思ったほどではない。これなら、べつにフツーの文庫でいいや。
-
表紙に惹かれて購入。
澁澤さんのお話は初めて読んだのですが抵抗はありませんでした。『少女』とか『人形』とかで有名な方なんでしょうか?よくわからないのですが…(汗)耽美な内容で好みでした。