マンゴーとバナナ: まめじかカンチルのおはなし (アジア・アフリカ絵本シリーズ インド)
- ケイツー (2006年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861930324
感想・レビュー・書評
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インドに古くから伝わるカラムカリという方法で布に染めた綿織物(更紗)で表された絵本
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まめじかカンチルはとても賢い、というのがこの絵本の結論。とはいえこのカンチルは、このお話の中で唯一の友達を無くしているんだけど…なくしているように見えたけれど、実はそうでもなかったのかな?二人はこれからも友達?
絵本はインドの伝統の布を使って作られたそうだ。でもお話はインドネシアの話。
インドネシアではこのまめじかカンチルの物語が他にもたくさんあるらしい。読んでみたいな。
アジア・アフリカ絵本シリーズは、個人的な好みの問題かもしれないけれど、インドの絵本のほうが芸術性が高いものが多いように思う。 -
絵本で世界を学ぼう
で、紹介された本。
つーさんが読む通算5冊目の絵本だ。
インドネシアの本として紹介されている。
お話の舞台は、インドネシアだが、文はアメリカ人の両親のもとインドに生まれ育った人で、本書発行時点では、シアトルに住んでいるネイサン・クマール・スコット。
クマールってインド人に多い名前だ。
絵はインド人のT.バラジで、カラムカリと言うインド更紗の技法で描かれている。
そのせいで、インドネシアの民話だが、インドのお話の様に思えてしまう。
お話の主人公は、まめじかのカンチル。
最初になかよしのさるの モニェが出てくるので、
二人、2匹の話かと思うが、そうではなかった。
まめじかは、木に登れない。
さるのモニェにマンゴーもバナナも取られそうになるが、機転を効かす。
どんな機転?
それは読んでのお楽しみ。
バナナと言えば、フィリピン産が多い。最近では、メキシコ産やエクアドル産も店頭に並んでいる。
バナナも好きな食べ物。
タモリ世代は、子供の時は病気の時にしか食べられなかって、彼は言ってた。
マンゴーは、トロピカーナのマンゴージュースが好き。置いてない店も多い。北摂辺りでは、シェフ・カワカミが扱っている。 -
★★★★★
かしこいマメジカのカンチルとわがままだけどにくめないおさるのモニェ。
バナナの木とマンゴーの木を植えて、おいしそうな実がたくさんなりましたが。。
お話と語り口のユニークさが読み聞かせにおすすめ。
絵もインドネシア伝統の染物を印刷したもの。美しい。
マメジカはシカではないんだ!というビックリも。
(まっきー) -
約束は守ろうね、と思う本。
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インドネシアの昔話にインドの伝統染色芸術(カラムカリ)で染めた絵が使われています。
渋めの色味に、デザイン化された絵が、昔話にマッチ。意外と遠目がききます。
お話がとても面白く、りこうもののカンチルの知恵が生きています。
テキストの語り口もよく、読みやすいです。
問いかけるような言葉があるので、子どもを引き込みやすいかな。
長いわりには、集中して聞いていました。3年生。
実際のまめじかの写真と、絵の違いを見比べさせるのも一興です。
10分足らず。
最後に、「仲直りできたかな〜」とやけに心配する子がいたのが印象的。
「友達だから、大丈夫だよ」と答えました。
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絵本の絵が味があってよい!花のブツブツ感、動物の憎たらしくもあり愛らしくもある顔とか…中々楽しめます♪