檸檬・桜の樹の下には (お風呂で読む文庫 6)

著者 :
  • フロンティアニセン
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861970061

感想・レビュー・書評

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  • 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』のタイトルを見て再読。美しい桜が咲くためには死体の養分が必要だという科学的解説と、薄羽かげろうの死体の集団と合わせて生命の神秘・残酷さを狂気じみた文章で綴っている。日本人にとってやはり桜の花は特別なもので、満開の桜の樹の下では狂ったように自己を曝け出してしまう、その言い訳のように感じた。『櫻子さんの…』は多分読まない。そんなタイトルをつけるなんておこがましいと思わんかね。

  • 花見の前に読んでおきたい一冊。桜の美しさの秘密がわかる。

  • ●檸檬
    みんな、自分の檸檬を探してる。おもしろい、読んで良かった!

    ●桜の樹の下には
    彼らしい、
    鬱々とした中の唯一信じることの出来る美。

  • 閑散とする情景の表現、檸檬爆弾の罠、桜の樹の下にある死体。独特の世界が醸し出す雰囲気が好き。
    梶井基次郎の代表作。

  • こういう雰囲気の作家が好きなんだと思います。

  • 『檸檬』は、わけが解らないとよく言われるけど個人的には結構いいと思う。
    『桜の樹の下には』は誰でも一度は聞いたことのあるような冒頭で始まるから、いきなり興味を惹かれた。

著者プロフィール

明治34年(1901年)大阪府生まれ。同人誌「青空」で活動するが、少年時代からの肺結核が悪化。初めての創作集『檸檬』刊行の翌年、31歳の若さで郷里大阪にて逝去した。「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、『檸檬』(梶井基次郎+げみ)がある。

「2021年 『Kの昇天』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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