蒲団 (お風呂で読む文庫 51)

著者 :
  • フロンティアニセン
3.21
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本棚登録 : 38
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861970511

感想・レビュー・書評

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  • 「ロリコン・変態ってこの時代から小説として登場していたのね・・・」とオタクにとっては、歓喜すべき(悲しむべき?)内容となっている本書。

    主人公の時雄は弟子入りしてきた、美少女の芳子に妻がいる身でありながら、恋慕の情を抱くことになる。

    ・・・とここまで書いてはみたが、時雄の気持ちを現代版に訳し表現したほうが、本書の内容説明にはてっとりばやいであろう。


    芳子!芳子!芳子!芳子ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
    あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!芳子芳子芳子ぅううぁわぁああああ!!!
    あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
    んはぁっ!芳子たん蒲団をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
    間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!蒲団モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
    弟子の芳子たん!あぁあああああ!かわいい!芳子たん!かわいい!あっああぁああ!


    ーーと、要はこういうことである。

  • 妻と子供が3人いるアラフォー小説家の家に二十歳そこそこのいい女が住み込みで弟子入りしたから小説家が悶々とする話

    まぁ気持ちはわからんではないよね どーにもならないから尚更なんだろうな 全体的にあまり好きではないけどラストはすっごく好きです

    男はみんなこんなもんですよ

  • 文章が上手なためするする読めてしまい、ところどころついていけない気持ち悪差も乗り越えて読みきれた。

    時代柄でしょうが、処女性賛美おっかない

  • 喜多方などを舞台とした作品です。

  • やっとこさ田山花袋デビュー  ……時雄の気持も判らないでもないかナ

  • 愛すべき変態というか
    変態は時を越えたというか
    変態だよねっていう

  • 「あの」シーンがエロいって話を聞いて、それだけのために青空文庫で読んだ。タイトルにするくらいだからきっと田山花袋も蒲団のシーンは万感の思いを込めて? 書いたんじゃないですかね。昔から女の子はいい匂いがすると相場が決まってるんだな。改めてそう思うわ。文章のキレとかリズムが俺好みだったので、ほかの作品も読んでみる。

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著者プロフィール

1872年群馬県生まれ。小説家。『蒲団』『田舎教師』等、自然主義派の作品を発表。1930年没。

「2017年 『温泉天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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