古事記物語 (お風呂で読む文庫 67)

著者 : 鈴木三重吉

• フロンティアニセン (2005年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[haruyatoさんの感想 · 2013年5月12日]

簡潔にして、読み易く、楽しい、『古事記』。神話のデタラメさと、古代のいい加減さ、荒ぶりっぷりに、改めて感服しました。雄略天皇とか、神話の時代が終わってもというか、天皇家なのに室町応仁のような無軌道っぷり。これを正史として崇め奉る我らに感服いたしました。

著者プロフィール

童話作家。明治１５年生まれ。夏目漱石の推薦で短編「千鳥」を発表しデビュー。「赤い鳥」を創刊し、数多くの童話を発表する。坪田譲二や与田準一など多くの児童文学者を育てる。

「2003年 『新版　古事記物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」