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- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861982651
感想・レビュー・書評
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10年前が蘇ってくるようだった
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小島ゆかりの第12歌集、東日本大震災詠をふくむ2009年から2013年までの511首を収める。「いちじくを食めばおもたくなるからだ蛇口が不意に水をこぼせり」「病む父を鞄につめて旅立ちぬもみぢうつくしからん津軽へ」「腰の張りゆたかなりけん水汲みの乙女のごとき縄文の壺」「亡き人を恋ひつつをればバスが来てわれはこの世のバスに乗りたり」「きりぎしを瀧となり落ちる夏の水 歓喜はつねにまつさかさまに」「草を食ふ虫、虫を食ふ鳥、鳥を食ふ人間を喰らふセシウム」「父、姑、母、夫、わたくし、長女、次女ひとりのこらず逝く今世紀」「枇杷の実が夜の宅配で届きたりあの月がいま産みたるごとく」
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