イギ

著者 :
  • 青磁社
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本棚登録 : 71
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861985492

作品紹介・あらすじ

『砂丘律』、『千夜曳獏』と存在の根源的な孤独に向き合いながら短歌を詠み継いできた千種創一が放つ初の詩集。 短歌を素地とした確かな修辞力で現代詩に新たなページを刻む一冊。 中東の難民、テロ、そしてジェンダーなど現代社会が抱える諸問題に真っ向から取り組んだ意欲作。 2021年現代詩「ユリイカの新人」受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 千種創一の詩集、、!

    ひさびさにこの、砂の飛び交う異国の雰囲気。歌集をもっかい真剣に、読み直そうと思った。

  • 短歌を作る人の第一詩集なのだとか。
    エキゾチックというのか、異国の空気が吹いているのに、唐突に日本の現代が付きだして来る感覚がある。
    テロ、民族、歴史、繰り返していくことに学びの少ない現実、孤独なままでこの地平を生きているひとの目線で語られる物語のような詩の数々。
    正直理解できました、とは言えないと思う。
    でもとても面白かった。
    言葉の選り方に、なるほど、と思いながら読んだ。
    縛りのなくなった言葉の海で、この作者はどんな自由と孤独を見たんだろうか。
    砂漠、緑、川、荒廃する道筋のなかでも生きていく事実を変えられないのは不条理なのか、幸せなのか。
    短歌の方も読みたい。

  • 見た目も中身も美しい。中東やテロなどの話題も出てきて少し悲しくなったり。でも「ハンバーガー屋と礼拝所の交差点を曲がりながら」で唐突の三島が出てきてクスッとしたりもした。

  • 『砂丘律』、『千夜曳獏』と存在の根源的な孤独に向き合いながら短歌を詠み継いできた千種創一が放つ初の詩集。
    短歌に比べるとリズム感が少ないので、正直ちょっと戸惑う部分もあった。Web講演を聞いたことでなるほど、と思う部分もあったけれど、個人的には制限のある中での表現の方がより独特の軽やかさと内容の重さが際立って好きだったかも。でも何回も読み込んでいけばまた違った感覚になるのかもしれないな。袋とじの装丁も毎回さわるたびににんまりしちゃうくらい素敵。

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著者プロフィール

1988年名古屋生まれ。2015年、『砂丘律』。2016年、日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞。2020年、『千夜曳獏』。2021年、現代詩「ユリイカの新人」に選出。2022年、『イギ』、ちくま文庫版『砂丘律』。

「2023年 『現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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