洗脳 ~スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック~

著者 :
  • 三才ブックス
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本棚登録 : 209
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861991301

作品紹介・あらすじ

他人の言動に騙されるな!自分の目で、自分の心で、全てを見通し、自分を変えよう!スピリチュアルとは?カルトとは?そして現代社会の情報操作とは?氾濫する情報に惑わされ、自己を見失いがちなこの世の中-不世出の脳機能学者が説く本物の自分を確立するテクニック。

感想・レビュー・書評

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  • 友人が『面白かったですよ』と貸してくれた本。

    前半は、洗脳されやすくなっている現代への警鐘。

    そのような(洗脳されやすくなっている世の中の)風潮を作っている代表として、ある方の名が多く登場します。
    私は、その方のファンではないので、苦笑いしつつも 普通に読めましたが、
    ファンの方は、もしかしたら気分が悪いかもしれません。
    なので、読まれる方は注意してください。

    カルト宗教などに入信された方の、脱洗脳を多く手掛けてこられた 著者。

    とても現実的な視点で書かれていますが、
    生まれ変わりについての記述には、少し疑問を持ちました。

    たしかに、ヒンズー教におけるカーストを考えますと、
    《生まれ変わりの概念》から差別が起こる と判断されるのもわかります。

    でも、今の日本で、
    スピリチュアルを学ばれている方々が認識されている《生まれ変わりの概念》は、

    『霊的なステージがもし高くても
    自ら困難な状況を選んで生まれてくることもある』(逆も然り)
    というものです。

    その考えが浸透してきたせいなのかは わかりませんが、
    今現在、日本で、カーストのような差別が広がっているようには見えません。

    (とはいえ、この本が出版されたのは2008年ですから、その時期は、もしかしたら差別につながるような風潮が感じられたのかもしれません。)


    後半は、がらっと変わって、
    洗脳の基礎技術や、洗脳護身術などが書かれています。
    大変興味深かったです。

    洗脳の基礎技術①ー変性意識の生成ーは、
    私が、霊感を使う時の基礎と考えているものに似ていました。

    (《脳を瞑想状態にすること》が、霊感を使う時の基礎 と私は考えます。)

    著者も、瞑想のことを『変性意識を生成し、精神を鍛えるのにうってつけの方法』のように書かれていました。


    洗脳危機察知技術ーアバター作成ー も、
    自分の知っている霊的な浄化方法に似ています。

    浄化方法では、それをエレメンタルと呼んでいますが、
    著者は、アバターと呼んでいらっしゃいます。

    知能の低いアバター(エレメンタル)で相手を油断させつつ、
    洗脳(精神的な攻撃など)を防ぐという発想が
    自分にはなくて、驚きました。

    (エレメンタルは、清浄でパワフルなものしか作成したことがありません。知能の低いエレメンタルも役に立つのですね・・)


    恐怖を克服する瞑想方法も、紹介されていました。
    簡単で効果がありそうです。

    (洗脳は、恐怖を利用して行われることが多いのだそうで、恐怖の克服が洗脳されにくくなるポイントだそうです。)


    知らぬ間に、自分の意識に入り込んでいる 誰かの考え。洗脳。

    無意識下にあると、取り除きにくいそうですが、
    意識に上げれば、自分でも取り除ける可能性が高くなるそうです。

    著者は、取り除かずに、書き換えるという方法を使うことが多いそうですが、
    たしかに、その方が簡単かもしれませんね。
    (詳しくは本を読んでください。)


    スピリチュアリストの存在を 懸念し、批判されている著者ですが、

    その洗脳の技術 及び 洗脳を防ぐ技術は、
    逆に とてもスピリチュアルに感じられるものもあって・・

    (たぶん、この本の後半は、普通の人にはなかなかできないと思います。
    瞑想に慣れている方ならできるかと思いますが。)

    著者が、
    『スピリチュアルやカルト宗教などの指導者は洗脳法を知っていて、用いている』
    と言われるのも わかるような気がしました。

    実際は、
    洗脳の知識に通じると知らずに
    ただ純粋に瞑想や浄化を学んでいる 私のような者も、世の中には多くいます。

    そういう者は、もしかしたら、
    自分ではそうしているつもりなく、
    知らず知らずのうちに 誰かを洗脳してしまうかもしれませんよね。
    気を付けなければ、と思いました。

    著者は、
    自立した状態(自分で考え、判断すること)を
    皆さんに望んでらっしゃいます。
    私も同じ意見です。

  • 初心者にはお勧めできる。
    簡単で、分かりやすく、抵抗感無く読める。

    ただ、著者の著書をいくらか読んでいる人にとっては、おなじみの内容が書いてあるだけで真新しさはない。

    洗脳護身術を読んだ読者であれば、本書はさほど驚くべき内容ではない。
    だが、参考にはなる部分はあるので読む価値はある。

  • スプリチュアルを防ぐにはどうしたらよいかが書いてある。

  • 苫米地博士の「スピリチュアル」を読んでから、これを読むと更に理解が深まります。後半のテクニックは簡単そうで、実はとてもレアなテクです。

  • スピリチュアル好きな人も読んでみて

  • スピリチュアルを叩きつつ、その危険な思想と行きつく先を解説している。確かにな。脳内の反応と宗教とを結びつけるのは最も簡単だと思うが誰もやってないな。いろんな意味で危険だからだろうか?
    後半の変性意識とかラポールとかになってくるとよくわからない。洗脳そのものよりも著者に興味がある。華やか過ぎる経歴の末になんでこんなに胡散臭くなれるのだろうか。そんなことを気にしている時点で自分は常人であり、彼には追い付けないということか。

  • 江原さんのスピリチュアル布教への批判が繰り返されるのが、印象的でした。

  • 正直、申し訳ないが、苫米地さんって
    何やっている人なのか分からない。
    「宗教」が儲かる事はTVで見たかな・・・
    休眠中の法人売買する理由とか
    初版2008だから、私が読むのおそすぎたかもね
    名指しで江原さんを出しているところに
    ビックリした・・
    だけど その通りだと思う・・・
    何も間違っていない

  • すごい経歴が並んでいるが、オウム事件での脱洗脳で有名になった人である
    スピリチュアルがなぜいけないのかということや、カルトの成立の典型例とか洗脳の手法などが書いてある
    スピリチュアル批判の部分とカルト成立は面白かったが、
    洗脳の手法の部分は、本当にこんなことできるのか自分の貧弱な知識では良く分らなかった

    スピリチュアル批判の部分はなかなか良くまとまっていると思う
    しかし多分この本を読もうと思った人間でスピリチュアルにはまっている人はいないだろうw

  • たぶん著者が最も言いたい事は、カルト的な輪廻・因果のロジックについてだろう。
    ・善い行いをすれば、善いことがある。
    ・悪いことすれば、報いがある
    ・今が良くないのは、前世で悪いコトをしたからだ。
    ・今善行を詰めば、来世で楽できる。
    ・悪いヤツを叩くのは善い事である。
    これが、マインドコントロールを伴い、今の社会生活の脅威となりえる危険な要因となるから、
    ダメだ、という事なのだ。
    古来、宗教的人道的な抑止として輪廻応報的な言説は一般的に認知されてきたのかも知れないが、
    ここを逆手に取って、今、自爆テロをして苦しめば来世で楽に暮らせる、などの理由でしばしば外国でも社会攻撃があったりする訳で、
    著者の警告について僕もまったく同意するのである。

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著者プロフィール

(とまべち・ひでと)1959年、東京生まれ。認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)。計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO。

「2018年 『いい習慣が脳を変える 健康・仕事・お金・IQ すべて手に入る!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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