暗殺までの15328日: 五代目山口組宅見勝若頭の生涯

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862016133

感想・レビュー・書評

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  • 本書の終盤、第七章「経済ヤクザ」の項に瀬島龍三氏と宅見勝氏の交流が描かれている。
    まさに本書を読んでみる気になった動機がそこに有る。
    その箇所を含めて、宅見氏の経済界に張り巡らせたネットワークの部分にもっと光を当てて欲しかったのだが、残念ながら終盤にわずかに描かれているだけだ。
    今後、改めてイトマン事件などを振り返ってみたい。

  • 先日紹介した本の前に購読したもので、こちらは暗殺された側の宅見若頭の生涯に焦点を当てたもの。
    「日本最大の暴力団ナンバー2=粗暴で危険」という先入観があるが、この方はいわゆる「経済ヤクザ」のはしりで、頭脳明晰、人心掌握術、交渉力に秀でており、ナンバー2まで短期間で上り詰めた理由がよくわかる。
    それが裏社会であってもトップに立つ人物から学ぶべき点は多い。

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著者プロフィール

1939年、東京都生まれ。日本のジャーナリスト、ノンフィクション作家。
1986年『新宿歌舞伎町物語』(潮出版社)で潮賞ノンフィクション部門最優秀賞を受賞。
主な著書として【満期出獄 ヒットマン・中保喜代春】
【極道の品格 ~山口組四代目暗殺の首謀者 石川裕雄の闘い~】
【暗殺までの15328日 五代目山口組 宅見勝若頭の生涯】【菱の崩壊】
【弘道会の野望 ~司六代目と髙山若頭の半生~】がある

「2022年 『さまよえる逃亡者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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