人生を変える大人の読書術

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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862016195

感想・レビュー・書評

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  • 表紙や裏表紙に寝転がって本を読むおっさんの写真が載っていたのでなんとなく読んだ本
    読書したら、こんないいことがあるよと、私の読書によってできた素敵な交友関係の紹介本
    そもそも、この本読んでる人は読書好きな可能性が高いので
    本の対象が判り辛い。

  • 予備校のときに聞いた内容が、より具体的に詳しく書かれている本だった。でも25年以上も前のことなのに、講義でしゃべっている台詞ともども思い出せるので、相当印象深かったんだろう。

  • 河合塾の現代文の講師として共通一次の試験問題を的中したことで有名な筆者が自分の体験から読書の有用性を説く。
    第1章と第2章は、筆者が子供時代や学生時代に出会った書籍やその書籍の作者について語られており、第3章と第4章で読書の有用性について具体的に説いている。
    読み終わっての感想だが、牧野ファンにとっては、氏の体験談や731部隊に関する推論などおもしろくおかしく読めるものの、読書術を得たいと思って読む向きには、いささか物足りない内容である。大人の読書術とあるものの内容的には中学生、高校生向けといったところか。

  • 本日ご紹介する本は、

    40年間にわたり、1日に1冊の本を読破してきた
    という、河合塾講師の牧野さんの著書です。

    内容は、
    長年読書を続けてきた読み方、
    長年読書をしてきて気づいたこと
    などが書かれています。

    たとえば、
    「読書を無理やり習慣付ける」

    なんとなくやっていると、気がついたら
    しばらくの間、全く読書ができていなかったりします。
    自分に強制的にルールを課して
    無理やりやっていれば、いつか習慣になる。

    私は、今は週3冊読むことを
    自分のルールとしています。



    それから、
    「我慢して読むな」

    読んでみると、なんとなく読みにくかったり
    なかなか読めない本がたまにあります。

    そんなときは、一旦読むのをやめます。
    将来、すんなり読める時が来るかもしれないので、
    その本は読まずに寝かせておきます。


    「オリジナルの発想は、それまでに読んできた
    本からヒントを得て生まれる」

    私の場合、オリジナルの発想というよりは
    本に書いてあることをそのまま試してみることの方が多いです。
    まったくの「無」から何かを考え出すことはなかなかできません。
    引き出しが多いほうが、アイデアも出やすいです。


    私の今年の目標は、
    150冊の本を読んで紹介することがですが、
    最終的な目標は牧野さんのように
    1日1冊を読むことです。

    能力的にも、時間的にも、金銭的にも
    まだまだですが、あきらめずに
    目標を思い続けたいと思います。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    読書を無理やり習慣づける=自分にルールを課していると、いつしか習慣になる
    我慢して読むな=読みにくかったら当面読まなくていい
    嫌いを読め=嫌いなものをあえて読むと、新たな発見が生まれる
    「古典」は進化する=本当の古典は、年齢を重ねるたびに、新たな発見や解釈にであうことができる
    オリジナルの発想とは、それまでに読んできた本からヒントを得て生まれる
    本から得た知識、知恵、事実は捨てずに溜め込むこと
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆

    第1章 牧野流 僕はこんな本の読み方をしてきた
    第2章 牧野流読書術の勧め
    第3章 牧野流 大人のための読書術
    第4章 牧野流真実!その発見読書術
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/7f1668c3c5431301.png


     

  • 本を読むことによって身に着くことが実例、実体験をもとに多く列挙されていて、改めて読書の素晴らしさを説いている。本を読むと一概に言っても様々なアプローチの仕方があり、自分の目的を達成するための研究本から単に興味をもっただけの専門外の本まで同じ読み方ではなく、一字一句まで読まなくともよいといった提言や、嫌いな本こそ読むべきという提言には矛盾した部分があるように感じるが、そのバランスをうまくとることによって筆者は一日一冊ペースの読書を可能にし、そこから本当に多くのことを学びとっている。
    この読書への飽くなき欲求を見習い、僕も本からたくさんのことを吸収したいと思わせてくれた。

    あとは中川久定さんのくだりが非常に興味深かった。
    フランス文学者の中川さんは、いくら日本人がフランス語を勉強し、フランス文学に造詣が深くなっても真にフランス人と同じようなものの考え方、理解、解釈を行うことは不可能であるという考えだった。実際、ディドロの『ダランベールの夢』の例を挙げて、戦後の日本文化的考えと自己の思想の枠内で解釈してしまっていたことを反省し、文化の溝があることを感じていた。
    それでは、日本人がフランス文化について研究することには意味がないのかという問いに対し、中川さんは一度肯定したうえで持論を展開した。
    自分はフランス人ではないからこそ、自分で何度も原文を読んでいたにも関わらず、誤って誤訳されたものを信じてしまった。しかし、そこで、ではフランス人が当然のことと考えているフランス文化はどうなのかと疑問を呈した。彼ら自身も、彼らの文化によって歪んでいないのかと。むしろ、非フランス文化圏の中にいるほうが彼らを客観的に見ることができるのではないのかと。
    フランス人にとっては常識であるのにそれを理解できない非フランス文化圏の人がいる。それと同時に、非フランス文化圏の人には常識であるが、フランス文化圏の人には非常識なことも多々ある。
    それは単にフランス文化圏の人が気づいていないからである。だからこそ非フランス文化圏の日本人などがフランス文化について研究し、自覚できないフランス的歪みを指摘する意味はあるのだと結論付ける。

    なるほど的を得ているなと思った。こうした自己肯定の前向きな考え方はすごく好きだし、スゴク納得できる話だった。

  • 1日に1冊以上本を読む。何万ページの本を読むことも習慣化してしまえばたいしたことはない。自分の専門分野以外の本も徹底して読み込んでプロになる。どこでも読書する習慣を持つ。

  • 大人の読書術=教養を養うことだ

  • 期待していなかったが、考え方がおもしろかった。

    根拠説明のための実例が、実体験に即していて分かりやすかった。

    いままでは、好奇心や興味というのは、モノを知れば知るほど薄れるものだと思っていたが、
    逆にモノを知らないと気づけない事も沢山あるんだな、と気づかされた。

  • ●180あえて違う分野に詳しくなる
    ★興味がないところを あえて 動機を持つ事で攻める。その前にやる事をやっている人の為のものでしょう。本を一日一冊はすごい。

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著者プロフィール

牧野 剛(まきの つよし)
1961年、静岡県生まれ。静岡大学卒。1989年に社会保険労務士の資格を取得。2007年に社会保険労務士法人ロームを設立。同社は静岡でナンバー1の社労士事務所であり、全国でも20番目の規模。モットーは「地域に密着した中小企業支援で日本を元気にしたい」。社会保険労務士としての業務以外に、企業の研修講師なども行っており、これまでに1000社以上の人材教育に関わる。特に人材育成に悩んでいる中小企業の経営者が多いことから、「できました」教育のメソッドを開発。多くの経営者の悩みを解決してきた。現在601社の顧問先の労務管理に従事。顧問先のリフォーム会社の役員になり、1年で赤字から黒字にV字回復させた実績も持つ。「経営」がわかる労務士。

「2020年 『15分で儲かる会社に変わる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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