戦国法の読み方 (塵芥集と伊達稙宗の世界)

  • 高志書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862151360

作品紹介・あらすじ

日本史や戦国時代は好きだけど、史料をどう読んでいいのかわからない。そんな悩みをかかえる人たちのために、斯界の切れ者二人が史料読みのテクニックをさらけだす真剣勝負の対談集。東北の戦国大名伊達家を悩ます犯罪やトラブルの数々がリアルタイムに記された戦国法「塵芥集」(じんかいしゅう)を片手に、戦国乱世の現実を実感しながら、史料読みのおもしろさとだいご味も同時に体感できる、臨場感たっぷりの新手の歴史入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 名当主の肉声に耳をかたむけて
    乱世の現実をリアルに実感。史料読みの楽しさを体感!
    (2014年刊)
    ・序 戦国法の魅力
    ・Ⅰ 犯罪者をつかまえろ
    ・Ⅱ 売買トラブルはゆるさない
    ・Ⅲ 立法の情報ソースをさぐる
    ・Ⅳ 戦国大名の夢のあと

    本書は、読者に史料読みの楽しさを伝えるため、二人の研究者が伊達氏の塵芥集を題材に対談した本である。話の内容に結論が無いという意味では中途半端な気もするが、経過をみせるという著者の意図は伝わった。内容が難しく斜め読みだが、中世社会の雰囲気がかいまみえたのが良かった。

    塵芥集は分国法の代表的なものとしてあげられるが、その実態はよくわからないらしい。1536年に制定されているが、1542年には天文の乱が発生しており、どの様に運用されたのか実態がわからないのだという。また、長らく忘れられており、仙台藩主 伊達綱村により発見されたものだというのは意外であった。欲を言えば171条すべて条文を載せれば良かったと思う。

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著者プロフィール

1961年、茨城県に生まれる。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学助教授、東京大学大学院准教授等を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。博士(文学)。専門は日本中世史、流通経済史。主要な著書に、『日本中世の経済構造』(岩波書店、1996)『日本の歴史12 室町人の精神』(講談社、2001、講談社学術文庫版2009)『破産者たちの中世』(山川出版社、2005)『贈与の歴史学――儀礼と経済のあいだ』(中公新書、2011、第10回角川財団学芸賞受賞)『交換・権力・文化――ひとつの日本中世社会論』(みすず書房、2017)。『網野善彦著作集』全18巻・別巻(共編、岩波書店、2007-9)『岩波講座 日本歴史』全22巻(共編、岩波書店、2013-16)等編集委員。

「2017年 『交換・権力・文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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