龍馬を斬る―誰が龍馬を殺したか

著者 :
  • 小池書院
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862251688

感想・レビュー・書評

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  • この人の絵が好きなだけ

  • 黒鉄ヒロシらしく漫画を配した歴史探訪。いまだに龍馬は謎多き人物だが、その不可思議を優しく且つ、面白い彼独自の視点で展開。歴史嫌いの方にも、あの坂本龍馬をわかりやすくミステリーチックに解き明かした1冊でした。

  • 坂本竜馬を暗殺したのは誰か、そしてその背後の真犯人はー?
    巷にあふれるさまざまな犯人説をいろいろな角度から検証した作品。
    黒鉄さんがよく研究されているのがわかって、勉強になる一冊。

  • 暗殺の理由     

     答が無いから興味深いことの好例です。
    暗殺ですから、黒幕はまず表に出て来ない。信頼に足る文書も少ない。一方、暗殺対象は、名のある、目立つ人ですから、話題になる。密室の睦言同様、ゴシップの極地です。

     坂本龍馬は、司馬遼太郎の「竜馬が行く」以降、人気がある人物ですが、周旋家とでも言いましょうか。幕末史における功績は薩長同盟(慶応二年、1866年)の斡旋でしょう。他に、千葉道場の免許皆伝、幕府が設立した神戸海軍塾の塾頭、海援隊隊長という顔があり、海援隊の前身の亀山社中では第二次長州征伐でユニオン号で戦ったりもしています。

     2010年の大河ドラマ「龍馬伝」では、日本国の平和を願い、倒幕を目指した理想家としての描写が目立ちますが、幕府にも知己の多かった龍馬は、皇室中心の議会制民主主義を唱えた(船中八策)ように、倒幕、それも武力倒幕までも目的化した集団とは一線を画していると思います。また、商人の才谷屋の影響を受けているせいか、経済合理性も考えていたような言動があります。原理主義的な視点からすると許し難い玉虫色を帯びていたことになると思われます。

     本書では、暗殺の諸説をほぼ網羅しており、
      中岡慎太郎説
      土佐藩説
      新撰組説
      薩摩藩説
      フリーメーソン説
    が提示されています。

    どれも大変、興味深いです。

     慶応三年 1867年 王政復古の大号令(12/9)の一ヶ月前(11/15)に、坂本龍馬は亡くなります。高杉晋作と共に夭折したが故に評価されています。中岡慎太郎も含め、いずれも裕福な家の出身で使命に生きたという共通点もあり、その点も、大変、興味深いですが、余談でした。
    その死から、幕末の諸事情に思いを馳せることができるという観点から、良い作品です。

    ちなみに私は、
     実行犯 京都見廻組
     黒幕  薩摩藩、土佐藩
    という立場を取ります。異論は認めます。

    2010/08/xx再読、2007/06/30購入。

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著者プロフィール

漫画家

「2019年 『武蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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