日本経済見捨てられる私たち

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  • 青灯社
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862280206

作品紹介・あらすじ

<目からウロコの日本経済の現状分析>
ここ10年、経済格差が広がり、人々の暮らしがきびしくなってきた。自殺者も急増している。一方、大企業は今日、空前の収益をあげているが、社員は豊かになっていない。
これはなぜなのか、いったいどう考えればいいのだろう。一般に流布している見方は、「生活が苦しいのはグローバル化の影響で、日本経済を救うには構造改革や小さな政府が必要だ」というもの。著者はこの通説を、真っ向から否定する。
暮らしがきびしくなったのは、労働市場の規制緩和等、構造改革の結果であり、構造改革こそが、家計の収入を減らし、その減額分を大企業の収益に移転する政策だったと、実証的に解き明かす。
小泉改革以来の経済政策を徹底的に批判し、暮らしを豊かにする政策を明快に提言する。

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著者プロフィール

山家悠紀夫(やんべ・ゆきお)
現在、暮らしと経済研究室主宰。一九四〇年、愛媛県生まれ。
一九六四年、神戸大学経済学部卒業、第一銀行入行。第一勧業銀行調査部長、第一勧銀総合研究所常務理事調査本部長、同専務理事、神戸大学大学院経済学研究科教授を歴任。
著書『偽りの危機 本物の危機』『日本経済 気掛かりな未来』(以上、東洋経済新報社)『「構造改革」という幻想』(岩波書店)『景気とは何だろうか』(岩波新書)『「痛み」はもうたくさんだ!』(かもがわ出版)

「2008年 『日本経済 見捨てられる私たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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