へんないきもの三千里

著者 :
  • バジリコ
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本棚登録 : 150
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862380753

作品紹介・あらすじ

誰かたすけて、お金は出すわ!!深海魚に呑まれ、アリに奴隷にされ、免疫細胞軍と戦う羽目に…セレブなおシャレ少女が放り出された、弱肉強食の生態系。へんないきもの、続々登場。生物界に迷いこんだ少女のすっとこ長編物語。

感想・レビュー・書評

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  • もう少し生物の面白さがあるんだと思って読んだけど、ものすごく期待外れ。
    人物描写は年齢に合ってなくて変だし、大人向けにしては文章が幼稚だし、子供向けにしては性的な描写があるし、誰に向けて何を書きたかったのか分からない。物語仕立てにしなかった方が面白かったよね。

  • イラストがないとイメージさえ湧かない~ユカは小学校6年で,父はリゾート開発会社の社長・母は宝石店のマダム・兄はインターネットで妙な生き物を飼う大学生。好きな男子はサッカー小僧だが,強力なライバルがいる。恋愛成就のお呪いは,ヒキガエルの背を舐める事だが,生き物嫌いのユカは卒倒しそうになりながら,兄の飼うカエルの背を二度三度舐めると,蜘蛛の網に掛かるサイズとなり,サムライアリの奴隷になり,川に落ちてアンヒューマに呑まれそうになり,ランプシリスと呼ばれる淡水性の貝に出会い,ウオジラミに救われ,海に出てバロロのダンスに参加し,人の体内に至って住血吸虫を目にし,ヒトの生体防御システムに負けずに,再び海に出る。イザリウオに捕らわれたギンポと共に知恵者の森を探しに行く。オオサルバの体内の小さな居候は深くて暗い場所だと告げた。オオタルマワシはヨコエビの仲間でホヤの中身だけを平らげて樽の中に卵を産む。殺されかけたのを救ったのは蛸の攻撃だった。イワシは海のこやし言われ,父の経営する開発現場を見て,食物連鎖を知り,ヒョウモンダコの餌食になりかける。テッポウエビに狙われたギンポは食われ,深海ではフウセンウナギに襲われ,ウシナマコに導かれてオニアンコウの雄から海溝を教えられ,出会ったハオリムシは海の湖に身を投げろと言う。意識は千切れ,戻りたくなくっていた人の世界で飼育委員に立候補すると~テッポウエビってのは凄い・・・衝撃波で相手を倒す。ノンフィクションの「ふしぎないきもの」はある程度,楽しめたが,これはどうもいけない

  • んー。
    早川さんは、長文の、物語を書くよりは、やはりコラムのような文章のほうが面白いんじゃないかなあ。
    どうしてもこれをやりたかったなら、原案の立場に徹して、物語作家さんにお願いしたほうがよかった感が多々ありまする。
    もったいなしー。

  • 978-4-86238-075-3 c0093 ¥1500E


    著者:早川いくを
    イラスト:寺西晃

    2007年11月17日 初版第1刷発行
    2007年11月23日 初版第2刷発行
    発行所:バジリコ株式会社

  • ぽっぺん先生を思い出す。
    それにしてもぎんぽよ。いいやつだ。
    しっかり守ってくれてたじゃんね。
    なんだか変な下ネタが多いのが気になるけど、それはまあ、児童書じゃないから仕方ない。
    体内編ははたらく細胞知ってるとなんかビジュアルが変わってきますね。

  • うーん。色々もったいない。
    原案や企画だけにして小説は小説家に任せた方がよかったろう。
    もったいない。

  • 読み返し。初めて読んだのは小学生か中学生の頃だったと思う。
    当時も思っていましたが稚エビを食べるところが大好きです。何故かエロい。そして美味しそう。

  • このコンビ、大ベストセラーとなった個性的な本
    『へんないきもの』『またまたへんないきもの』の
    著者たち。

    今回のこの本は、「へんないきもの」の知識をもとに
    描かれた冒険小説じたて。

    小学6年生の女子が片思いの男子を射止めるべく
    古本屋で見つけた恋呪いをするべく
    ヘンテコないきものばかりを収集する兄の部屋に
    無断で入り込み、幻覚作用を持つカエルを舐めたことによって
    気を失い夢の大冒険に。。。

    サムライアリの奴隷として働かされ、
    山蛭の出現で脱走、ドブウナギに一飲みされ、
    体につけた香水を毒だと思われ吐き出され、
    ウオジラミに助けられ海へと
    途中でパロロの上半身と下半身に出会ったり
    白血球と戦ったり、マツバギンポと親友に
    くらげに乗って移動したり、ヒョウモンダコに狙われたり
    オニアンコウのメスとオスと話したり、ギボシムシに導かれたり
    大冒険でワガママ一杯の世間知らずの主人公ユカリは
    いつしか自然界について考えるようになる。。。
    それぞれ不思議な生態を持つ生物のこれまた不思議な説明あり、
    夢の中なので,ユカリは体の大きさも微妙に変わるし
    どこでも呼吸ができるしという矛盾もクリア。
    変幻自在な冒険の旅は、なかなか面白い!
    ところどころ摩訶不思議な生物のイラストあり、、、も良し。

  • 最初表紙を見たとき「図鑑ぽい話かな」と思ったけど全然違う話だった。すっごく面白かった!

  • やや児童向けの本かと思ったら、ところがどっこい結構シリアスだった!エンドはそこそこでしたが、道中は結構ハラハラするところもあって面白かった。たまに軽い小説を読むといいな〜。

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著者プロフィール

1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。ブックデザイナーをして
いたが、2004年、実在の生き物だが奇想天外ないきものを集めた『へんないきもの』(バジリ
コ)がベストセラーに。『またまたへんないきもの』『取るに足らない事件』(バジリコ)、『カッコ
いいほとけ』(幻冬舎)などがある。

「2013年 『ウツ妻さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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