- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862381255
作品紹介・あらすじ
日本を代表する料理人・徳岡邦夫と、環境保全型農業の第一人者・西村和雄が、舌の経験と農学を使って、キャベツ、いんげん、トマト、ほうれん草、じゃがいも、大根…すべての野菜の見分け方のヒケツを明かします。
感想・レビュー・書評
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有機農業の研究者である西村氏と京都吉兆の総料理長である徳岡氏が野菜の目利きについて語った本。いろんな野菜について両者の目利きポイントが語られているが、全体的に西村氏のコメントが多く、徳岡氏のコメントがやや少ないのが残念。
西村氏は植物がゆっくり、健全に成長したかどうかを重視しており、以下のポイントを挙げている。
・葉菜…色
・根菜…養分吸収根
・果菜…へた
・全般…対称性
なるほどと思う点はあるが、味については好みがあるので結局は自分次第。巻末の対談の中で、徳岡氏が述べているこの一言「この本だけを丸呑みにするというのも違うと思います。この本を目安として、自分で味を確かめて、経験値を積んでもらいたいと思います。」につきる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スーパーでお野菜を買う時に為になる
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タイトルまんまの内容。たまねぎ、キャベツ、人参、もやし、大根等の野菜からりんご、バナナ、みかん、桃等の果物まで、目ためから「おいしいかどうか」を見分ける方法を解説した一冊。基本的に、葉やヘタの形が左右対称のものがいい野菜だそうだ、ぷっくり大きい部分も実は窒素肥料のやりすぎで過剰に成長していたり(あまりおいしくない)等、おいしさを正確に見分けるには、ある程度の「慣れ」や「経験」が必要だと思った。本当に健康な野菜は実は虫食いが少ないというのも勉強になった。
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「野菜選びにもコツがある」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=078335 -
写真がついてるにも関わらずわかりづらい...
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ちょっと曲がったキュウリはおいしいと思ってたら・・・
形のきれいなものはゆっくり育っているからおいしいのだそう。
緑のきれいなものではなく、緑の薄いものがおいしいとかもびっくり!
野菜の中身を人体にたとえて(血管だとか)にたとえてあるのがおもしろい。
ただし、選び方について○×が付いているけど分かりやすさのレベルとしてはモーニングバードのほうが上(苦笑)
オクラにいたっては、「あんまりいいものが見つからなかったのですが・・」っていいものを選んで写真に載せて~ってかんじで逆に面白い -
野菜の選び方が書いてあった。植物の生育特性に合わせた育て方をしてあげたら、野菜はキレーに美味しく育つ。
でも、ところどころに農家の考え方を断定的に書かれてあるところに違和感ありました。 -
資料番号:011099645
請求記号:626ト -
最後に数ページあった対談がとても面白かった。
農業と一口に言っても
JA、流通、環境、世界…いろんなことが経験者の声として語られています。
こういうこと考えてる人たちだから
こういう、面倒でも丁寧な本を作ろうとするんだろうな。
よい本でした。