- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862381293
作品紹介・あらすじ
新聞社の業績不振、雑誌の相次ぐ休刊など、メディア業界に逆風が吹き荒れるなか、出版はこれからどうなっていくのか?新聞、雑誌はウェブ時代においてもはたして生き残れるのか?インターネット登場以前からコンテンツ製作に携わり、雑誌『ワイアード』『サイゾー』、ウェブの人気媒体『ギズモード・ジャパン』を創刊、眞鍋かをりら有名人ブログ出版をプロデュースしてきたITメディア界の仕掛け人・小林弘人が、世界のウェブメディア最先端情報を紹介しつつ、今後メディアビジネスで成功するため必須のノウハウをおしげもなく公開。福音か、はたまた最後通牒か?次代メディアの運命を左右する衝撃の書。これを読まずして出版、メディア人は生き残れない。
感想・レビュー・書評
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メディアは、プレス⇒ネットへ。
そして、マス(マスコミ)vsマス(人)。誰でも発信できるようになる。
メディア(出版)はどうやって生き残るのか?
WEBが発展する方法は書いてあるが、コンテンツの解説になっていないか。
「誰でもどこでもメディア環境」
通信の融合(固定+移動)、記事タイアップ、広告記事、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
筆者がメディア(とくに紙メディア)の未来をテンポよくメッタ斬り!大企業出版社や既存流通業界に対してはこれでもかというほどの辛口なコメントでその存在意義を問う一方で、誰もがいつでもコンテンツを配信できる時代(=筆者は「誰でもメディア」と呼ぶ)において、本当の意味での「編集力(ストーリーを作りだす力)」が価値を持つともいう。情報氾濫時代において有限である人々のアテンションを奪い合う時代に突入している。「ハイパーローカル」と(か)「パーソナライぜーション」が勝ち続けるメディアに必要な視点とは納得。覚えておきたい引用箇所、多数あり。
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2021/08/13
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昨今注目されている、インターネットの普及によるマスメディアの衰退。
電子書籍やウェブ、ブログが登場したことで
新聞や雑誌といった紙媒体のマスメディアはどうなってしまうのかについて
数々のベンチャーメディアを運営してきた著者が切り込んでいく。
旧紙媒体のマスメディアがとるべき戦略や方向性、新メディアをどのように活用すべきかが述べられている。
筆者の主張はよくわかるが、所々意味のつかみにくい表現があったり、回りくどい難解な文脈があるため、入門書のような内容ではないと思う。
新旧メディアに携わる人は読んでおいて損はない…かも?
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新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に
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社会
メディア -
ビジネス
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図書館
挫折 -
少し前に読んだ『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』がわりと面白かったので、同じ著者の旧著を読んでみた。
5年前に出たものなので、ドッグイヤーのITの世界を論じた本としてはいささか内容が古くなっている。それでも、一読の価値はあった。
ネット黎明期の1994年に『WIRED』日本版を創刊した著者は、ネットと出版の境界線上を先頭に立って走ってきた人である。
その著者から見て、旧来の出版人・新聞人がいかに時代遅れであるかが、随所で厳しく指摘される。どちらかといえば「旧」側に身を置いている私としては、耳の痛い箇所も多い。
《「あなたは出版人だというのに、システム開発やコンサルまでやっているのか?」とよく驚かれることがあります。そして、それは「出版」ではないと言われます。
すでに、本稿をここまで読まれた読者の皆さんにはおわかりだと思いますが、ウェブ上ではそれらすべての領域にまたがって、メディアという雲が覆っています。「出版」という概念が、紙の束をパッケージにして全国津々浦々に流通させ、販売する商行為と不可分なことであることと同様です。》
ただ、著者の文章はかなり拙劣である。
日本語として不自然な箇所や、明らかな言葉の誤用も散見する。「未来の芽をつむぐ」(たぶん「摘む」と「紡ぐ」がゴッチャになっている)とか……。 -
74,91,193まで