監督‐挫折と栄光の箱根駅伝‐

著者 :
  • バジリコ
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381385

感想・レビュー・書評

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  • 箱根駅伝好き、市民ランナー、イマドキの大学生などにお勧め。

    私が今年の初め頃受けた女性ランナー向けの無料ランニング講習会の講師が川嶋氏だった。
    その時は全く川嶋氏のことを存じ上げなかったのだが、朴訥で、受講者からの長引く質問全てに真摯に答える姿が印象的だった。
    この著書を読んで、こんなにすごい方に、あの時すぐ近くで並走してもらっていたことの有難みを改めて知る。

    著書には、市民ランナーにもためになることは元より、市民ランナーがちょっぴり嬉しくなるようなことが書いてある。
    たとえ川嶋氏に会っていなかったとしても、つまり贔屓目でなく、とても良い本だった。
    (ただし誤植がやや多かった…初版第2刷発行分)

  • 著者は決して監督前の競技者時代に
    輝いていた人ではありません。
    ただし、彼には人を見据える力がありました。

    この本中には山の神のある人が出てきます。
    彼ですら初めからそういう存在でない、
    ということがわかることでしょう。

    それと驚きなのは、ある冠だけは
    この監督にはなかったこと。
    それには驚きでしたね。

    それとある一人の選手のお話は
    すごく感銘を受けました。
    私側の人できちんと筋を通したことをしたので
    決してその姿勢を批判されることは
    なかったのこと。

  •  東洋大学の陸上競技部の元監督である川嶋伸次さんの本。

     不祥事によって東洋大学の陸上競技部の監督を辞任することになってしまったが、その後、佐藤尚コーチを監督代行に、箱根駅伝の優勝を果たす。

     川嶋監督の陸上人生と、東洋大学の陸上競技部を立て直すために、行ってきたことを綿密にかかれている。

     また、色々な挫折から、川嶋さんが陸上競技に対して考えていることがわかる。

  • 元五輪代表で、前東洋大陸上部監督の川嶋氏の、主に東洋大監督時代を振り返った一冊。

    予選会敗退が続いていた東洋大が優勝を狙えるチームとなるまでの過程を追うことができる一冊。早稲田や明治、青山学院、駒澤といった現在箱根駅伝で上位に入る大学の多くと同じように、東洋も一人の監督・コーチの就任が劇薬となり成長したチームであり、その劇薬こそ川嶋氏だったということだろう。

    タラレバは禁物なのが勝負の世界だが、もし初優勝直前の部員の不祥事がなかったら、東洋大陸上部はどうなっていたのだろうか。

  • 2012年1月に圧倒的な強さで箱根駅伝の往路復路総合優勝を飾った東洋大学。その強さの土台を作ったといっても過言ではない川嶋伸次氏の陸上長距離人生を総括した回想録。川嶋氏は2009年1月に総合初優勝を果たした陸上部を大会直前まで監督として指導していた。その指導方法は実に単純明快で、学生一人一人の自主性、判断力、責任感を重視させ、走ること以外では学生たちの将来を考えて、文武両道、生活態度に意識を向けさせた。東洋大学がどのように強くなっていったのか川嶋氏の信念や人柄への理解が深まっていくとともに納得させられる1冊。

  • つい引き込まれて一気に読んでしまいました。

  • 2009年、2010年と箱根駅伝で優勝した東洋大学の川嶋元監督の本です。
    箱根駅伝好きなら読んでおいて良いかも。

  • 監督辞任後の箱根駅伝でチーム(東洋大)が優勝、ちょっぴり涙誘われます。

    ※斜め読みしただけですが、閲覧希望者多ければ部費購入します。

  • 監督-挫折と栄光の箱根駅伝-/羊の本棚/SILENTSHEEP*NET
    http://silentsheep.net/book/kantoku.html

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著者プロフィール

全国高校総体(インターハイ)1500mで2位。
日本体育大学進学後は、箱根駅伝4年連続出場。復路6区の山下りで区間賞を受賞。
ニューイヤー駅伝に5回出場し優勝4回、区間賞を3回とるなど活躍。
1996年東京国際マラソンで6位入賞。
2000年びわ湖毎日マラソンでは自己ベストを更新、同年シドニーオリンピック男子マラソン代表となる。
2001年旭化成(株)陸上部プレイングコーチに就任し、2002から2008年まで東洋大学陸上競技部監督。
2009年、旭化成(株)陸上部コーチに就任。

「2018年 『自己ベストを出せる! 陸上競技 長距離・駅伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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