- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862381453
作品紹介・あらすじ
読んで首肯するか、立腹するか!本書は特定の政治的立場を有すナショナリストによって書かれたものではなく、滞日年数も長いごく普通の教養ある知日派中国市民が中国人に向けて書き下ろした日本論である。中国人の対日認識を知るための必読書。
感想・レビュー・書評
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日本が自力で改革が出来ていない国だとは分かっているが、なぜ出来ないのか考えさせられた。
集団精神、「人に迷惑をかけない」教育、職人気質、意思決定のスピードの遅さ、根回し主義など、そんなところにあるのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本を良く知る中国人による、日本人論です。
賛否あるとは思いますが、著者自身の目で見た日本人が率直に書かれているという点では信頼できると言っていいのかなと思いました。
ただ、かといって特段新鮮さがあったわけでもありません。
強いて言えば、(私自身が会社勤めではなく、また、会社務め時代もどちらかというとどっぷりはまることができずにいた方なので)「一般的な日本会社員」についての記述で「へー?」な点があったところと
「中国人には(日本人が言うところの)中華思想というのはない」といった記述くらいでしょうか。
新鮮というよりは、単によくわからないといったほうがいいかもしれませんね。 -
本書の表紙には、「中国人によって中国人のために書かれた日本および日本人の解説書」と書かれている。
実際、著者は王志強という中国人で(ただし日本に来て20年ほどになるらしい)、小林さゆりという人が翻訳している。
この本が日本語に翻訳され、日本で販売されるきっかけとなったことが、本書のあとがきに書かれている。それは、翻訳者小林氏が北京の本屋で何気なく本書を手に取ったことだった。
小林氏も、中国人による日本論という点に興味を覚え、本書の内容に感銘し、本書を翻訳することとなったようだ。
私も、中国人による日本論というところに興味を抱いて本書をに手した。
内容はといえば、日本や日本人をあれこれ面白おかしく書いており、その内容は8割~9割は当たっていると思われる(反中思想をお持ちの方は、それを素直に認められないだろうが)。
日本批判がやや鼻につくところもないではないが、その部分も含めて、虚心坦懐に中国人による日本(人)論に耳を傾ける度量を持ちたい。 -
ほぼ読んでいません。なぜかというと序文で日本の歴史のウソばかりが目立ったからです。中国人のために書かれた本だからそれでいいのでしょうか?真実と違う点が目立ちましたし、差別の匂いもするし、あまり良い本ではないなと興味が失せました。中国人の本はこの手の本も多いです。鋭い指摘もあるかもしれませんが、読む気が起こらないのは残念です。