自分をいかして生きる

著者 :
  • バジリコ
4.11
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本棚登録 : 598
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381484

作品紹介・あらすじ

人間の一番の大仕事は「自分をいかして生きる」ことなんじゃないか?仕事と真摯に向き合う人々の支持を受けて読みつがれる、『自分の仕事をつくる』の6年越しの続編。「働き方研究家」による、ワークスタイルとライフスタイルの探検報告・第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事ってなんだろう?
    やりたいと思えることで働きたいって思うけど、それってもう仕事ではないのか?
    そんな疑問でぐるぐる考えてしまう事が最近増えたので、仕事についての本を読んでみることにしました。
    この本は、疑問の答えは載ってなかったけど、今の私にぴったり寄り添ってくれます。
    多分答えなんてない疑問なんでしょう。
    でも心を突き動かしてくれる言葉がたくさん詰まっていて、特に“お客さんではいられないことを仕事に”というところが印象に残っています。
    他にも単純だけど、だからこそ見落としている考え方がたくさん。
    前著も是非読んでみたいです。

  • 名著『自分の仕事をつくる』から6年後の続編。西村さんは前著の「補稿」と位置づけているが、今回は「いい仕事」をしている人たちの訪問記録ではなく、そこから派生した働き方や生き方、人間らしい在り方を深掘りする論考集となっている。

    といっても、堅苦しい本ではない。時に立ち止まり、逡巡しながら、一歩ずつ歩みを進めていくその語り口は、目の前に西村さんがいて、ボクに直接語りかけてくれているような安心感がある。「顔の見える仕事(相手の存在を感じられる仕事)」というのは、こういうもののことを言うのだろう。

    たとえば、西村さんはこんなことをさらっと言う。

    〈わたしたちは仕事やつくったモノを通じて、その先にいる人々に触れたり出会っていると思うのだけれど…〉

    〈調子よく相槌を打っているけれど、ほとんど人の話を聴いていないような人や、手抜きの仕事におぼえる腹立たしさ、つまらなさは、質の良し悪し以前に、そこに相手が「いる」ことが感じられない不満足感から来るのではないか〉

    〈…それらが重ねられれば重ねられるほどわたしたちの心はシラケてゆく気がする。「いない」のに「いる」ふりをした仕事に触れつづけることによって〉

    〈「わたしがいて、あなたがいる」ということ〉

    引用しはじめるとキリがないので、これくらいにとどめておくが、西村さんの言葉一つひとつがいまのボクの気持ちにフィットする。以前から心のどこかに引っかかっていた疑問が氷解していく感じ。そして、それはふたたび歩みをはじめるボクの背中をそっと押してくれる。

    今年の4月に文庫で前著を読んでから、ずっと気になっていたのに読まなかったのは、単純に読むのがもったいなかったから。そして、その期待はまったく裏切られなかった。むしろ、いっぱいおつりをもらって、ポケットに突っ込むだけで精一杯。その意味は、これからじっくり考えていきたいと思う。

    年に数冊、線やメモ書きで真っ赤になる本があるけれど、西村さんの2冊は今年の汚れ度合いトップ2を独占した。ボクがいまやっている仕事、これからやる仕事について、こんなに考えさせてくれる本はない。

    漠然といまの自分(あるいは将来)に不安を感じている人、生きにくさを感じている人、働く意味を見失いそうな人にこそ読んでほしい。おすすめ。

  • やりたいこと、好きなこと、では無く、「やらずにはいられないこと」を仕事にする。

  • 自己啓発

  • 図書館
    挫折

  • ミリオン・スマイル窪田様より献本御礼

  • 2018/05/17読了



    私の求めている人間像のあらましはあれど
    哲学書のようなもので。少し違ったな
    でもなんとなく心の在り方の具体例があったので
    自分の進みたい道とは、が少々分かった
    気がします。
    気がします、、、
    しかしちとやはり難しかった。

  • より<自分>になる仕事。
    働くことを通じて、自分のいいところが存分に発揮できる場に身をおくことが、一番理にかなっているし、自然で気持ちがいい。仕事は媒体に過ぎない。本当にそう思う。
    ———————————————————
    わたしたちは美容師になりたいわけでも野球選手になりたいわけでもなく、<自分>になりたい。より<自分>になる仕事をさがしている。働くことを通じて「これが私です」と示せるような、そんな媒体になる仕事を求めているんじゃないか。なにがしたいということより、それを通じてどんな自分でいたいとか、どう在りたいということの方が、本人の願いの中心に近いんじゃないかと思う。
    ———————————————————
    焦りや疼きや動揺が生じた時、目に映ったいったい「なに」に自分は反応しているのか。小さな変化の足元を掘り下げてゆくと、そこにそれぞれの仕事の鉱脈があるんじゃないかと思う。

  • 書いてあることには、うなづける。
    本当に長い手紙のよう。

  • 死ぬ瞬間まで自分をどういかして生きるか
    生きてる時間の上でさらに生きる
    仕事を通じて自分が生きている実感を得られているか

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。武蔵野美術大学卒。建築設計の分野を経て、つくること・書くこと・教えることなど、大きく3種類の仕事に携わる。デザインオフィス、リビングワールド代表。多摩美術大学、京都工芸繊維大学非常勤講師。働き方研究家としての著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)、『自分の仕事を考える3日間 Ⅰ』『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(以上、弘文堂)、『かか
わり方のまなび方』(筑摩書房)など。

「2011年 『いま、地方で生きるということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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