邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)

著者 :
  • バジリコ
3.86
  • (63)
  • (83)
  • (59)
  • (10)
  • (5)
本棚登録 : 792
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381606

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 邪悪なものってホント、身の回りに転がっているのだよね。

  • 今回読んだ本はビジネスとは全然関係ない哲学書です。
    著者は内田樹氏という方で、私は全然知らなかったのですが、新聞や雑誌などに評論記事を出している有名な方のようです。

    書体自体も非常に読みやすかったのですが、それ以上に良かったのが内容です。
    日常生活では当たり前に思っている常識を見直すべき内容がたくさん書いてあり、それを読むことによって、なんか肩が軽くなるような気がするのです。

    その内容をいくつか紹介させて頂きます。
    「病とはある状態に居着くこと。健全な精神は揺らぎを持っているが、統合失調はある定型に固執する。」
    「プライドはある状態への固執、居着くことで、選択を狭め、自由な状態を遠ざける。」

    以前読んだ森博嗣氏の本でも、「自由は自分がやりたい事をできる状態」だと言っていました。
    従来、プライドをもつことが大切や、毎回言っていることが違うのはおかしいということは常識とされていました。
    ただ一方で、私はプライドは重しでしかなくて、過剰なプライドは不要だと思っていました。その理由を小さいころは説明できなかったけど、この本を読めば納得できます。

    また他の話題としては、「グローバル社会における価値基準」というものがあります。
    以前の科学では、数値化されないものは存在しないと判断されるのではなく、分からないと判断されていました。
    しかし、グローバル社会というのは明確な分かりやすい基準がなくては、大きな社会を運用することはできないため、数値化されないものは存在しないと判断されています。

    しかし、その価値基準では直感は存在せず、ロジカルに説明できないものも存在しないということになります。
    つまり、ロジカル原理主義的な考え方です。

    私はコンサルタントという仕事をしていて、普段はロジカルではないものは存在しないという社会に生きていますが、実際のビジネスはロジカルだけでは運用できないことも理解しており、いまいち納得できない気持ちを持っていました。
    この本を読めば、グローバル社会を運用するために、ロジカルでないものは存在しないというルールで回っているだけに過ぎないことが認識でき、納得できました。

    ここに挙げた2つは本書で取り上げられているほんの一部で、全てを読めば人生を過ごす上での重荷を下ろすことができると思います。
    お薦めです。

  • 邪悪なもの・・・っていうことで
    ホラー的なものだと思って読んでいたが違った(笑)
    さくさくとテンポ良く読めるのは楽しく面白かった。
    今後ブログもチェックするつもり。。。

  • タイトルには惹かれなかったが、本文を読んで購入。内田さんのような考え方に惹かれる。構造主義の著書に興味が湧いた。

  • 面白い。面白いからこそ、一度腰を落ち着かせて書いたものも読みたい。最近、対談や過去の文書をまとめたものが多いから。

  • それが私のために何をしてくれるかではなく、それのために私は何ができるか、と思って生きていきたいものです。
    家族についてのところでは、涙が出ます。

  •  新刊買ってきた。
     …けどいつものコンピ本なので急がず置いときます。先に借りてる源氏読まなきゃ。

     ぱらぱらっと見たけど本文のレイアウト(装丁?)が変わってて面白い。


    読んだー!!
    残らず読んでるはずのブログも結構忘れてたりしたなあ。楽しくて楽しくて、いつまででも読んでいたい気持ちでした。
     ひとつの問題を論じる時に「えっ?それって別に問題じゃないじゃん」と前提自体をひっくり返してしまうの。次数をひとつ繰り上げる…ってそれ自体この先生の言葉使いだからね。はずかしー(///ω///)

  • 2010年2月5日購入

  • おもしろかった!
    トラウマについて書かれた文章は
    わたしが求めていたものだった!

  • 結論だけ読むとなんでそう落ち着くのか分からないが、順々に読み進めると「確かにそうだなぁ。」と妙に納得してしまう。そのアクロバチックな論の進め方がワクワクします。ブログで読んだことがあっても、面白かったです。

全100件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

うちだ・たつる 1950年東京生まれ。武道家(合気道7段)。道場兼能舞台兼私塾「凱風館」館長。神戸女学院大学名誉教授。翻訳家。専門はフランス現代思想史。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ブログ『内田樹の研究室』。



「2019年 『そのうちなんとかなるだろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)のその他の作品

内田樹の作品

ツイートする