子どもが野菜嫌いで何が悪い!

著者 :
  • バジリコ
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本棚登録 : 93
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381675

感想・レビュー・書評

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  • 野菜は食べなきゃいけないものではなく、食べなきゃいけないと思わされてるもの。野菜を食べなくてもいいという考えになるだけで、だいぶ救われる大人も子どもも多いのでは。
    内容的にはそのようなことが繰り返し書かれているので、概ね頷ける内容だが、段々と飽きてきてしまう部分も(笑)
    けど大人になれば食べられる、で考えられればそれが一番だと思った。
    最後の70点を目指す食生活は心に置いておきたい。バリエーションなどの工夫よりも、まずは土台の優先順位をしっかりさせることで、大人にも子どもにも良い結果となる食生活を。
    ・しっかり外遊びをさせる
    ・子どもの飲み物は水、麦茶、番茶
    ・朝ご飯をしっかり食べさせる
    ・子どものおやつは食事と考える
    ・カタカナ主食は日曜日

  • うんうんと頷ける部分も多かったですが、果たしてこの食事が本当にいいものなのかは疑問が残りました。
    子供は野菜が嫌いだとはいえ、小さいうちから野菜の味にも慣れさせたいのは親の心理。
    まあまあ、参考程度に読んでみるのも面白いと思います。

  • チェック項目9箇所。子ども時代、野菜を食べなかったとしても、何の問題も起きていないのではないでしょうか。同じ野菜が続いて何が問題なのでしょうか、じゃがいもやキャベツばかり食べて、病気になってしまった子どもの話など聞いたことがありません。子どもに食べさせたいお菓子やジュース類の箱やパッケージは、圧倒的に赤や黄色のものが多いですね、「ブルーダイヤ」という潜在がありますが、子どもが口にしてほしくない、洗剤やタバコなどでは、まさに、緑や青、紫などのパッケージが多いのです。緑色のお茶は、未成熟の緑色の果物と同じようなものだと考えるべきなのです、苦味や渋味を楽しむコーヒーと同じで、大人の飲み物なのです、子どもは、わずかのアルカロイドでもわかるから緑茶は飲まないのです、でも、苦味の少なくなった、ほうじ茶や番茶は飲みます、偉いものです。味蕾の数が、赤ちゃんのころは約一万二千個あるのですが、大人になると六千個から九千個に減ると言います、赤ちゃんは私たちよりもはるかに敏感なのです。子どもが嫌うものには、子どもが食べなくても良い理由があります、無理して食べさせる必要はありません、ただし、何でも子どもの好むものを食べさせるのがいいか、となると、それは違います、そんな簡単な話ではありません。わずか半世紀前のことですが、そのころまでは、子どもの好みに任せておけば良かったのです、好みに任せておけば、子どもはきちんと選択して食べていたのです。日本には百歳長寿者が4万399人(平成21年度)もいます、その中で、栄養素など考えて食事をしてきた人など、まずいないでしょう、食事なんて、そんな難しく考えるものではありません。子どもは甘い物が大好きです、それは、一つも悪いことではありません、いや、悪いどころか、甘い物を好まなければ危険なのです、あらゆる味の中で、甘い味を好むほうが、生きるうえで有利なのです。実際に、砂糖は麻薬と同じように、中毒になることがわかっています、あくまでもネズミの実権ですが、それまで砂糖をたくさん与えていたネズミにある一定期間与えないでおいてから、再び与え始めると、砂糖を入手するために労力を惜しまなくなり、以前よりも大量に欲するようになったと言います、しかも、その際の脳を調べると、コカインやモルヒネなどの麻薬やたばこを与えたときと、同じような変化をしたそうです。

  • 大枠では頷ける話が多い。
    所々に誇張的な表現、検証を経ない荒い論が散見されるのが勿体ない。

  • この本を読んで少し納得。確かに子供の時は食べれなくて、大人になったら美味しいと思うようになったのがたくさんある。私の中でその最たるものがゴーヤー。苦くて食べれなかったのに、今はその苦味がたまらない。あ、ビールもね。でも野菜は子供の頃から、適度に食べさせたほうがいいとは思いますが。

  • 図書館の新刊コーナーにて、一目借り!

    読んでみて目から鱗の納得ナットク!
    ま~納得するのはこの分野に無知が故ですが、自分の野菜嫌いのゆえんが分かったよ。タイトルに『子どもが』とあるけど。そこはつっこまない(笑)現在でも嫌いな理由は無かったけど、要するに幼児体験は後々に多大に影響があると勝手に結論。

    この本は「子どもの食育に悩む主婦」向けですが、まったく主婦じゃない人でも読んでてフムフムと言える内容です。

  • 2010年6月
    川口市立図書館で借りて読みました。

  • 子供が 嫌いな野菜は 子供が本能的に 排除してものだから 無理やり食べさせなくて良い。

  • へぇ〜という内容で面白かった。筆者の言うように「子どもが野菜を食べなくて困ります」と言う人は多いけど、何に「困る」のかと言われれば、別に具体的にまずいことがあるわけじゃあないんだよね。そう思いこまされてるだけ、っていう面は確かにある。

    夫は子どもの頃ひどい偏食で、炭水化物と卵しか食べられなかったそうだ。当然給食の時間は拷問で、まずパンだけしかのどを通らず(本当にのどより先に行かないらしい)昭和40年代のこととてそんな子どもの言い分が通るわけもなく、給食の時間から休み時間の間ずーっと、先生がいいと言うまで机の前に座らされてたと言う。今なら登校拒否してるよねえ、昔の子どもはそんな選択肢があるなんて夢にも思わんかったから、でも結構機嫌良く学校に通ってたなんてちょっと鈍いんじゃあないの、などとよく笑い話になってる。ごくたまーに給食に卵うどんが出ることがあって、その時は「今日はお腹いっぱい食べられる!」と涙が出るほど嬉しかったそうだ。この超偏食児は何ごともなく(たぶん、ね)健康に育ち、おじさんになった今ではまあ普通に食べてるので、子どもの偏食って本当にどうってことないんじゃないかと思う。したがって我が家の子ども達は食べたいものだけ食べてる。(とはいっても、スナック菓子や炭酸飲料はある程度避けてきたけれど)

    子どもの好きなものにわからないようにピーマンや椎茸を混ぜたりすることのばからしさは、まったく筆者の言う通りだと思う。そんな風にしなければいけないと思いこませてる側の責任は重い、と言うのも実にその通り。

  • 我が家には、まさに野菜嫌いな5歳の息子がいます。
    タイムリーなタイトルに釣られて、思わず手に取りました。

    内容は、もちろん単純に「好き嫌いOK!」とかいう極端なものではなくて、
    幕内先生らしい、科学的かつ歴史から見た、「自然」「当然」「納得」のお話し満載です♪
    例えば、砂糖や油って、当たり前の食材って思ってしまっていますが、歴史的に見れば、ほんのごく最近できた”加工品”なんですよね!

    ジュース等の「恐ろしさ」など、その他の問題提起のラインは、他の本と同様。
    幕内先生の本は私にとって、時々読み返して、「どきっ!砂糖って”麻薬”に、私の私は染まってる!」等と、反省する本です(笑)
    でも決して、ストイックさを求めているのではないので、読んで元気になります♪

    何より、「余計な指導や指針のお陰で、必要以上に悩まされている現代のママ達の心を、解放したい!」という思いやりが一番の主旨と読み取りました。

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著者プロフィール

ベストセラーとなった『粗食のすすめ』、全国の変わった給食を集めた『へんな給食』の著者。東京農業大学栄養学科卒業。管理栄養士。山梨県の長寿村を知って以来、伝統食と民間食養法の研究を行う。日本列島を歩いての縦断や横断、また四国横断、能登半島一周などを重ねた末に、“FOODは風土”を提唱。

「2012年 『乳がん患者の8割は朝、パンを食べている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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