人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-

著者 :
  • バジリコ
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本棚登録 : 548
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381781

感想・レビュー・書評

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  • この題名にもあるように、著者の結論は「人は死なない」ことである。
    魂があり、その魂が人間の身体と言うぬいぐるみを着ているだけであって、霊魂は死んでも在り続けると言うこと。
    著者は東大の医学系教授と言うことで、科学的に物事を考えることは必然であるこは至極まっとうなことだと考える反面、医者として医療の現場に立ち会ってきた経験を元に「霊魂は確かにある」ことを実際見てきた人。

    霊魂は在ると言う証明は一つでもあれば確証は得られるが、霊魂はないと言うことを証明することは絶対に出来ない。
    そして霊魂は在る、と考えた方が今ある「生」をよりよく生きられる。と言うのには納得させられた。

  • 筆者が摂理という存在。また、霊現象などを様々な事象から紹介されているところは興味深かった。

    過酷な医療現場で日々闘う筆者だからこそ、また説得力があるということなのだろうか。

    科学だけで証明できるものは限られているという見解とともに、だからこそ、そこに執着しては視野が狭くなってしまうというものが伝わってきた。

  • 矢作先生が どんなふうにスピリチュアルに目覚めていいたかが とても 親近感がもてる文章で書かれている

    ご両親とのお別れで
    医師であり 息子である著者が 
    葛藤する姿が印象的

  • 分子生物学者の村上和雄さんが言われる「サムシング・グレート」に通じるものがあった。著者が、亡くなったお母様と霊媒師を通じて話す体験などの様々な「非日常」から、人間の魂は永遠であり、何か大きな力によって見守られているのではないかということを深く考えさせられる一冊。

  • 以前に購入した本は再購読。
    どうだろう?現代は、科学万能主義に傾きすぎてやしないだろうか?
    証明できないから、信じない。信じられない。しかし、分からない人、心を閉じている人にこの本は無理に説得しようとはしていない。
    東大大学院医学部救急チーム。まさに科学の粋を一端を担うべき医療者が『摂理』という表現で、人の生を説いている。
    あえて宗教とは距離をおきながらも、自然、宇宙の領域からくる得たいの知れない力の支配を摂理と呼んでいる。
    わたしは、先生の肩をもちたい。むしろそれを信じたい。そしてその摂理を読み取る方に歩みたいと感じた。

  • 我々の生きる知恵が、学問の種別を越えてスピリチュアルな域に到達しつつあることが丁寧に書かれている。著者自身の個人的な体験、職業上の体験からも書かれている点に説得力がある。心霊についての研究も「俄には信じられない話かもしれないが」としながら、冷静に耳を傾けるような引用の仕方がよい。自分が知っていることは、この世の摂理のほんの一部にすぎないのだという認識、見ようと思うこと以外は見えないものだという自戒を大切にしていきたいと思わせてくれた。

  • 人間は何の思し召しによって宇宙に、地球に、国に生まれたのだろうかという作者の問いは誰しもが一度は考えることである。しかし、その答えは未だ誰も知らない。

    科学的見地で解明しようとしても、その知識だけではわからないことがあるのかもしれない。仮に人間に、我々の能力を超えたものが存在するとしたらその摂理は解明されるのだろうか。しかし、それがわかってしまったとしたら、人間は生きる価値を失ってしまう可能性がある。哲学的な才能は人間に備わる唯一のものである。科学で全てを解決できたならば、この世はあっという間になくなるだろう。そんな世界を嘲笑いながら、哲学的思考を留めさせる今の世があるとすれば、それもある種摂理によって生かされていると言える。

  • 東大医学部の教授が書く、ということで、医学的見地からの説かと思ったが、そうではなかった。であれば全否定するつもりはないが、体験論的な書き方では、一般書のそれと何ら変わらない。たとえば三木成夫の『胎児の世界』のように、客観的事実を積み上げていって欲しい。(※もっとも三木にしても、喩えとして提出される素材には恣意性が感じられるが…)

  • 父が予約した。霊的なものの話。難しい。人それぞれの死がある。

  • 正直、入ってこない点も多い。でも、直観的に、「我々は摂理によって創られた自然の一部であり、摂理によって生かされている」というこの感覚は分かる気がする。

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著者プロフィール

1956年、横浜生まれ。1981年、金沢大学医学部を卒業後、麻酔科、救急・集中治療、内科の臨床医として勤務しながら、医療機器の開発に携わる。1999年、東京大学工学部精密機械工学科の教授に。2001年に同大医学部救急医学分野教授、同大病院救急部・集中治療部部長。2016年3月、任期満了退官。東京大学名誉教授。著書に『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『天皇の国』(青林堂)など

「2017年 『天皇の祈りが世界を動かす~「平成玉音放送」の真実~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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