支那の体臭

著者 :
  • バジリコ
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本棚登録 : 11
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862381972

作品紹介・あらすじ

数千年を経てなお変わらない中国社会の基底を流れる通奏低音、その圧倒的な活力と匂い。中国学の泰斗が大らかな筆致で活写した一九二〇〜三〇年代の中国の風俗探訪ルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルも「支那」なら、中味も全編「支那」です。「中国」なんて単語、まず出てきません。だからといって著者が中国を蔑視しているかと言えばさにあらず。むしろ真逆。浅薄な知識、上っ面だけの経験で中国について語る日本人を痛烈に批判しています。ただし、その舌鋒は非常にソフトで柔らかく、真綿にくるまれています。だからこそ、その風刺具合が響きます。タイトルの体臭を、いまの中国、特に北京や上海などの大都会で感じることは難しくなってきましたが、著者の語る「体臭」はとても魅惑の香りに満ちています。その香りを現代の中国でも感じられるほど、日本人は中国を理解しているのか。著者の指摘は今日でも色褪せることありません。

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