僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

著者 :
  • バジリコ
3.42
  • (18)
  • (25)
  • (32)
  • (12)
  • (5)
本棚登録 : 279
感想 : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862382153

作品紹介・あらすじ

会社人生はゲームなのだ。ゲームは勝たなきゃ面白くないのだ。辞めたからこそわかった会社生活を充実させる12の真理。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何事にも楽しみは潜んでおり、否定から入ることの怖さを感じた。目の前のことには、まずはやってみることが大事。そうすれば、人生で意味のないことは、ほとんどないか。

  • 会社にちゃんと勤めてるもしくは勤めざるを得ない人向けだった
    自分は幸い仕事はほどほどで良い環境にいるし基本的には家庭重視なのであんまり刺さらず

  • 何かを評価するためには、評価する側にもそれなりの能力が必要になる
    何かやるときにはある程度の期間全勢力を傾ける
    ある程度やると自分に向いているのかも判断できるのでそこで方針転換するのも良い、柔軟な判断で
    組織内での力学を理解する
    人に興味を持ち人と人との繋がりに目を向ける
    自分のチームを作ることになった場合に優秀な人材がどこにいるか分かるように

  • 僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと

    5つ星のうち5.0 組織人として持つべきマインドセット(気持ちの持ち方)
    2019年11月8日記述
    和田一郎氏による著作。
    2015年2月10日初版第1刷発行

    著者は1959年3月8日生まれ。
    大阪府豊中市出身。京都大学農学部水産学科卒業。
    大手百貨店(現大丸松坂屋)に18年勤務。
    42歳で退職し、まだ珍しかった海外向けの
    アンティーク・リサイクル着物の販売を始める。
    2003年有限会社ICHIROYA設立。
    リーマン・ショックを経て、現在は日本向けの
    販売に力を入れている。

    著者の勤務先在籍時期は
    大学を卒業した24歳の時1983年(昭和58年)から
    42歳の時2001年(平成13年)

    著者が半生を振り返り、大手企業に勤める
    ビジネスパーソンとしての反省、後悔、今だからわかることを述べた本。
    本となるとネットでの発信に比べ敷居がやや高いこともありいわゆる成功者、出世した人の物ばかりになりがちだ。
    その中、本書はある意味大多数の敗れた者の弁となる。
    極端なブラック企業を除いて、ある程度の規模の組織でどういった心構えで仕事をするべきなのか、
    暗黙知であり、研修などでは教えることも無い内容だ。
    会社人生というマラソン、ゲームで勝ち抜く為の
    ビジネスパーソンとして正しい態度とはどういうものか理解する為に役に立つ。
    吉越浩一郎氏の著作だと既に社長としてスタートした話ばかりでいかに出世していくかという大組織の中での苦闘はあまり見えてこなかっただけに本書は貴重だと思う。

    印象に残った部分を示していくと

    大半の人々は「会社人生」というゲームに参加させられることから逃れることはできない。
    だとすれば、そのルールを否定して上の空でゲーム参加するのではなく、本気で参加してみればいいと僕は思うのだ。

    会社での人生は「モノポリー」に似たところがある。

    1.01×365=37.8
    0.99×365=0.026

    最初から全力疾走しないと、20年後、30年後にはその差は驚くべきものとなるのだ。

    ほんの少しの差は上の役職に選ばれることで大きな差にある。
    なぜなら、その役職をこなすことで学べるが多いからである。
    よく言われるように「地位が人をつくる」のだ。
    そして、そこでもまた小さな差が、次の役職の決め手となって
    さらに上位の能力を身につけていく。
    そうやって、長い年月の間に、わずかの差が決定的な差へと変わってしまうのである。

    能力アップのための時間をきちんと割いてそれを継続すれば、20年、30年という長い間に大きな能力の差となって、ゲームを有利に導いてくれる。

    自分から与えられたことに100%コミットすることで、会社からそういうものを引き出すぐらいのつもりでないと、いつまで経っても仕事の面白さは味わえないのではないかと思う。

    オブラートに包まれたような状態で提示される「会社人生」という名のゲームの正体を直視してみよう。
    それはやはり「社長」になることなのである。
    部長や、単なる取締役がゴールだということはあり得ない。
    社長を目指して頑張ったからこそ、取締役にもなれる。
    競争で、はじめから二等賞を目標とするなどということはあり得ないのと同じである。

    会社という長いゲームで勝つためには、早く走り始めて、長く走り続けることが、最も大切なことのひとつである。

    職場に対して強い違和感を覚えていたとしても、それはキャリアの浅い多くのサラリーマンが等しく感じるものであり、深刻になる必要はないのだと。
    あなたが抱いている違和感は、マネージャーになったり、専門職として認められたりしていくうちに、やがて消えてしまうものだと。

    あなたが会社人生という名のゲームを本当に楽しみたいのなら、自分のいる会社の社風を頭から否定するのではなく、まず馴染もうとするべきだろう。
    そうすることによって、その会社の実像と自分の
    立ち位置が見えてくるのではないだろうか。
    隅から隅まで善意で満たされた会社は存在しないように、すべてが嫌悪の対象となるような会社も存在しない。
    学生から社会人となり、そういうことを理解し、会社の本当の良さが見えてくるまでには、それなりの時間がかかるものだと思うのである。

    自分がモデルとすべきような上司を見つけるには、まずそういう人が傍にいる必要があるけれど、それだけではダメだ。
    実際に、その人の内実を視る力が自分になければならないのだ。
    そのためには、自ら仕事に没頭して、仕事の楽しさや難しさを知り、
    その難しいことを別次元でやっているような人を見てはじめて
    「その人のようになりたい」と切に思うようになる。

    社内での噂話は大いに楽しめばいいのだ。
    複雑な人間関係が見えてくると「会社人生」という名のゲーム盤の上で行われていることも別の角度から見ることができて、とても面白いではないか。
    それは無駄なことでも、恥ずべきことでもない。
    それぞれの個人が組織の中でどんな風に生きているのか、それをつぶさに観察することは人間学の王道ではないか。
    組織人ではなくなった今の僕には、そんな風に思えるのである。

    望み得る最高の状態とは、ずば抜けた実績を継続的に上げて、社内の誰からも知られている状態になることである。
    それができないとすれば、なるべく社内の人間に知られる努力をしなければならない。
    そして、そのための最も近い道は、自分から社内の人のことを知ることなのである。

    組織とは、つまるところ人間の集合体であり、人間には感情があるということを考慮に入れないビジネス論には、リアリティがないのだ。

    できるといわれていた人たちのほとんどは「事情通」であって、そういうことをよく理解していた。あるいは、理解しようとして様々な情報を集めていた。

    会社には、神の目のようなものが存在して、必ず正しい判断が下されるものと想像したものだが、やがて神の目なんか存在せず、
    それぞれの決定は微妙なパワーバランスの下に社内の特定の誰かが行っていることがわかってくる。
    それはあくまで、職位者が決定したというかたちをとって行われるのだが。

    会社人が忘れてはならない事のひとつに、会社人生はマラソンのような長いレースであって、決して短距離レースを走っているのではないということがある。

    僕のように面と向かって反論したり、ウルトラCの解決策を期待したりしない。
    自分が何をやりたいかということよりも、上司が何を求めているかということに敏感で、いつも上司の誰かのために仕事をしている感じだった。
    過激なことや威勢のいいことを言ったりしているようでも、攻撃してはならない相手を冷静に見極めていて、直属の上司や将来自分に対して影響力を持ちそうな相手に対しては、決して失礼なセリフなど吐かない。

    組織人には、4種類の人間がいるという。
    1できるが使いにくい人間
    2できる上に使いやすい人間
    3できない上に使いにくい人間
    4できないが使いやすい人間

    ゲームに勝ち抜き、組織の中で将来重きをなそうとするのであれば、
    はっきりと意識して2の「できる上に使いやすい人間」を目指すべきだった。
    「できるが使いにくい人間」は、自分で将来の昇進のチャンスを潰しながら
    上に進もうとしているようなもので、いつか必ず天井にぶち当たる。
    このことは会社組織におけるシンプルな真実であり、組織人なら皆わきまえていると思うのは大きな勘違いだ。
    1の「できるが使いにくい人間」がかなりいる。

    組織人とは、オーナー企業でもない限り、どこまで偉くなろうと上と下に繋がれたチェーンのひとつに過ぎない。
    部長の上には取締役がいて、取締役の上には専務がいて、専務の上には社長がいて、社長の上には株主がいる。
    「使いやすい人間」は、決してそのことを忘れない。
    しかし、多くのできる人間は実績を積むと尊大になり、自分が上司をも動かしていると錯覚してしまう。
    その結果、自分の哲学や主義と上司の望むことがぶつかってしまった場合ギリギリまで抵抗し、結局「転んでしまう」ことになる。

    (利己的な)上司を好きになる必要はなかったのだ。
    そういう人だと割り切って、嫌われることのないよう、望まれる仕事をちゃんとこなせばよかったのだ。

    上司と意見が対立した時の最も適切な対応とは、
    「意見は言うが指示を受け入れる。そしてチーム一丸となり全力で指示された仕事にあたる。その結果、失敗したならその内容を速やかに報告しフィードバックする」ということだ。

    どんな上司であれ、どれほど利己的な、人間的に好きになれない上司であれ、自分が仕える時々の上司すべてにできることなら好意を少なくとも嫌われないようにすることは、ゲームにおける必勝法のひとつであった。

    ゲームを有利に進める為の武器となるのは、文章力よりもまず口頭表現力である。

    会社というゲームを全力で戦い、勝ち抜く覚悟でいるのなら、僕のように「信念」に凝り固まり「頑固である」と言われないように振る舞わななければならない。

    もし、あなたが誰かに「信念のある人だ」と言われたら、
    それが本当に褒め言葉なのか、暗に「頑固者」と言われているだけのことなのか、ちょっと立ち止まって考えてみても損はない。

    自分の信念やこうあるべきという理想から、僕はもう少し柔軟であってもよかったのではないか。

    ゲームはマラソンで、逆転は可能なのだから、チャンスはまだまだあると思い、淡々と自分の役割をこなし続ける。
    たまたま、同一部署の上司部下となったとしても、部下の役割を完璧に演じる。
    会社が求めているのはそういう態度であって、
    一度の負けで諦めて走ることを止めてしまうことではない。
    そんなゲームの結果に興味などないという風に装って、先行する同期を笑って祝福し、自らは変わることなく前を向いて走る。
    自制心でそれを見事に演じきることができれば、組織人としての評価も上がるはずだ。

  • 筆者自身課長まで行ったもののその後降格し組織に自分の居場所はないと思い退職

    そのような人の経験談を得られるので会社員なら一読の価値あり

  • 自分のこれまでの失敗を指摘されているようで、読むのがつらいところも多かったが、納得のいくお話だった。自分はもう間に合わないけど、まだ先の長い、若い方にはぜひ読んで考えてみてほしい。

  • ・会社に残るという決断をしたなら社長を目指して業務に邁進、社内ネットワークを広げ、上司に気に入られるべき
    ・もしそのマインドを持たず、会社にいるのなら、同期や後輩に出世で先を越されることを確り覚悟するべきだし、何らかの信念や想いを優先するなら、失う物をきちんと認識すべき
    ・勉強は体型的に行うことが重要
    ・戦ってみて、それでも上に上がれないのならそのときに別の道を考えればよい、全力でやらなければそれすらわからない

  • 僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと/ 和田一郎(@ichiro50)
    長期的な視点でキャリアパスを考える
    ① 社長を目指して出世ゲームを楽しむ
    ② 仕事に没頭することでロールモデルは見えてくる
    ③ 心身ともに健康でいる

  • 会社組織の現実がわかります。
    それから会社組織でやっていける人と
    そうではない人の違いもわかります。
    結局のところ、
    人間は環境に対して向き不向きがあるのだと感じます。
    自分が得意なことを自由に伸ばせる場所に身を置くことが大事だとわかります。

  • 正直で良いなと思った。

    京大卒で百貨店勤務、出世なんて楽勝だろうと。恐らく、学生気分では会社の力学は分からず、組織に通じぬ自らの哲学に固辞し、嫌われ、組織内部で認められなくなる。しかし、だからといって自らの正義心を捨てて良いのか。組織が必ずしも正しいとは限らず、右に倣えの量産型サラリーマンでは、自身の存在価値が無い。葛藤、葛藤。上司ともぶつかるだろうし、もしかすると、それを義侠心として誇るかも知れない。

    著者は、そんな葛藤の中で、上司とぶつかってきた事を「後悔」する。我々も、この義侠心の扱いに困っている。ぶつからずに、突き通す方法を学べば良いのだろう。答えはそこにしか無いような気もする。

    ゴルフ。したくもないし、金もかかる。オヤジ臭い。だけど、やってみると楽しいとか、その付き合いで有利になる利点も多い。やりますか?著者はやらずに生きて、いや、やれば良かったと「後悔」。サラリーマンには踏み絵の一つなのでしょうね。踏みなさい!という本です。

    本著が良い影響となるかは、あなた次第。

全40件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

茨城県職員として県庁児童福祉主管課、福祉事務所、児童相談所等に勤務。2013年度より社会福祉法人恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所(現愛育研究所)主任研究員。2016年度から帝京科学大学医療科学部医療福祉学科講師。専門は子ども家庭福祉。

「2016年 『児童相談所一時保護所の子どもと支援』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田一郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
佐々木 圭一
伊賀 泰代
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×