遠い昨日、近い昔

著者 :
制作 : 荒木 経惟 
  • バジリコ
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本棚登録 : 11
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862382252

作品紹介・あらすじ

社会派本格ミステリーの数々を生んだ屈指の流行作家。森村誠一。焦土を立ち上がり高度経済成長する日本に、「見てから読むか、読んでから見るか」のキャッチフレーズをかかげ、活字と映像のメディアミックスによりファンを増やし続けた稀代の作家は、なぜ書き、いかに生きてきたのか。東京新聞夕刊「この道」連載当時から話題を呼んだ、作家人生の証明を賭けた迫真の自伝。

感想・レビュー・書評

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  • 『人間の証明』や『野生の証明』などの角川映画から先に作品世界に触れたのがこの作家だった。
    かつての人気作家の回顧録だ。

    日本が降伏した後で爆撃を受けた熊谷での幼少期、作家を志すに至るまでのホテルマン時代、作家になってからの怒涛のような仕事量、そのどれもが、熱を持って迫ってくる。

    文芸誌に原稿用紙400枚の上下作を二ヶ月連載の約束で執筆した時の恐ろしいエピソードに震えた。次号の400枚の前編を書き上げた直後に、編集長自らが家にやってきて、一挙800枚を載せることにしたから、あと1週間で後半400枚も書いてくれと言われ、本当に書いたというのは、作家という仕事の空恐ろしさを覚える。

    しかし、このエッセイを読んで、ますます私の心は奮い立つのだった。

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著者プロフィール

一九三三年、埼玉県熊谷市に生まれる。五八年、青山学院大学英米文学科卒業。ホテル・ニューオータニに勤務し、六七年退社。六九年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、七三年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞、七六年『人間の証明』で角川小説賞、二〇〇三年に日本ミステリー文学大賞、〇八年『小説道場』で加藤郁乎賞、一一年『悪道』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『運命の花びら』『棟居刑事のガラスの密室』『棟居刑事の黙示録』『戦友たちの祭典』など多数。公式ホームページのアドレスは、http://www.morimuraseiichi.com/

「2018年 『棟居刑事の追跡 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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