色彩の学校 -色彩論とデザイン原理を探り、表現するための50の実験-
- ボーンデジタル (2014年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862462077
作品紹介・あらすじ
ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツの基礎コース「視覚言語の原理」のカリキュラムが本になりました。「遊び=学び」の理念のもと、歴史的な色彩論から、バウハウスにおける色彩教育、そして現代アートまでを取り上げています。50のレッスンで色彩理論と色彩設計を身につけましょう。
現代アート・デザインにおける色彩論と色彩構造の基本教育の基礎を築いたヨハネス・イッテン(Johannes Itten)、ジョセフ・アルバース(Josef Albers)。バウハウスにて教鞭をとったこの2人の色彩理論と考察、教授法に基づいた実験。
同じくバウハウスで教鞭をとったワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)やアンリ・マティスの抽象作品、後半ではライトペインティング作品を例にとり、色に宿る力と色彩構成の秘密を紐解いていきます。楽しみながら表現の幅を広げる視点が身につきます。
理論だけでは身につかない、色彩の感覚を磨くことで、創造の幅が広がるはずです。
掲載されているレッスンは、著者のリチャード・メール(Richard Mehl)がニューヨークにあるSchool of Visual Arts(スクール・オブ・ビジュアル・アーツ)の基礎コース「視覚言語の原理(principles of visual language)」のカリキュラムで実際に教えている、色彩論と色彩構造を身につけるための課題です。
本書は「Playing With Color: 50 Graphic Experiments for Exploring Color Design Principles」(Rockport Pub刊)の日本語版です。
感想・レビュー・書評
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絵の具もしくは色紙を使い、テーマに沿ってグリッドを塗りつぶす等、最も基本的な色彩の訓練方法が紹介されている。色彩の勉強をしたことがなく、これから独学で美大受験の色彩構成に挑もうと考えている人がいたらこの本は良い助けになりそう。抽象的な幾何形や有機形を使った訓練が多く、実際のモノを組み合わせる訓練はあまりないのでどんなジャンルにも活かせる内容だと思う。
後ろのページにはカリグラフィーや三次元的な訓練も含まれており、個人的に他の本であまり見かけず面白いと思ったのは、料理の色彩構成に触れている点。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
デザインの概念がわかってきて、何か違う。それが色だと思う前に実験的にやっておくと楽になるかも。
色に関しての知識が広がるが、実験というだけあって実践しないと身につくのかな?という内容もあるため、実践してなんぼの本なのかなとも思う。
時間があるときは実験的に的に本に書かれていることをやってみるのもありかも?? -
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http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784862462077