Vision ヴィジョン ーストーリーを伝える:色、光、構図

制作 : 平谷 早苗  サナタン・スルヤヴァンシ 
  • ボーンデジタル
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本棚登録 : 469
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862464538

作品紹介・あらすじ

伝えたいストーリーは何?
どんなビジュアルで見せる!?

観客を映像の世界に引き込み、主人公の感情の旅に共感してもらう画作りをするために、知っておきたいデザインの「原則」があります。

ストーリーを語る画作りの原則を
プロダクションデザインの巨匠ハンス・バッハ―が教えます。

映画のビジュアルを構成する要素である「ライン」「シェイプ」「明度」「色」「光」「カメラ」を1つずつ順に取り上げて解説します。

シンプルな要素に絞り込み、観点を1つずつかみ砕くことで、世界を見る目が養われます。シンプルな原則をあてはめ、画面をデザインしてストーリーを伝えましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 画面全体のものの配置や色、寒暖の差でも雰囲気や心情が出せる。パッと見たときの印象に残る画面を作るときの参考に

  • 情報量が海

    美術関わる人間は皆買おう。
    アートは非言語のコミュニケーションの1つで、その法則性を間違えると作品を見た人に間違った印象を与えかねない。それを全部分かりやすく図付きで解説してくれてる。
    しかも練習法もちょこちょこ示してくれている。
    実用的。

  • カメラやフレームの決め方、キャラクターの感情に合った構図の選び方などなど、幅広く学べる本です。

  •  映像、アニメ、マンガ等ストーリーを伴う「絵」を書く人は必携の本である。書籍の編集意図にも書いてあるがビジュアルが多めで見ているだけで幸せになる。
     改めて思ったのは「省略」が大事であるということ。イラスト化することの利点は情報量を少なくすることで見る人の負担を下げられることがある。その際に、線、形、色などでざっくりと表現できることがわかる。こちらは引き算。
     また逆に「ストーリー」という情報を付加することができるということもこの本で学べる重要なことである。映像、アニメ、マンガでも絵作りにはそれなりのコストが発生する。視聴者にとって不要な情報をいかに減らし、ストーリーを届けるためにはそれを予め意図した設計(デザイン)が必要であり、それがこの本の趣旨でもある。
     ストーリーを持ったものには受け手である「ヒト」の認知特性に沿った「文法」があり、それに合致している方がわかりやすくなる。この本を作るまでの先人がそれこそ星の数ほど試したであろうことも含めてポイントを押さえてまとめてある。
     結論は必携本であるということだ。

  • ビジュアルでストーリーを伝える方法。
    ものの見方が変わる本。
    色や構図だけではなく、シェイプや明暗及び光といったものが見えてくる。
    分解してみると映像に限らず絵としての魅力が見えてくる。
    何度も読み直したい。

  • 2021/08/15リクエスト

    ムスメが借りていた本。
    高いので借りてみて、買うかどうか決めたいから、と。
    絵の素人の私が読んでも、わからないこともあるけど面白く読める。

  • ▲▲▲
    疑問の提示が多い、答えはなく、回りくどく読み辛い
    基本的なことばかり

    本書は技術的な知識でなく、見方と考え方を教えたい。説明よりも見せることに注力したとのこと

    要約すると、線、色、明暗等は感情を動かす上で大切

    感想:意識する点は思ったより沢山あることを改めて感じた

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著者プロフィール

45年を超えるキャリアを持つプロダクションデザイナー。彼は、アニメーション映画デザインにおけるレジェンドだ。 ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション、リチャード・ウィリアムズ、スティーヴン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントなど、ハンスはさまざまなプロジェクトに、プロダクションデザイナーとして参加している。「ロジャー・ラビット」「美女と野獣」「アラジン」「ライオン・キング」「バルト」「ヘラクレス」「ファンタジア 2000」「マッチ売りの少女」(原題:The Little Matchgirl)「ブラザー・ベア」「リロ&スティッチ」「ムーラン」をはじめ、業界の記念碑的作品の多くは、彼のデザインだ。

「2019年 『Vision ストーリーを伝える:色、光、構図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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