予告されていたペリー来航と幕末情報戦争 (新書y 153)

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  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862480286

作品紹介・あらすじ

ペリー艦隊の「来航予告情報」は、一年前にオランダから幕府へ届き噂になっていた。「情報史」の視点から幕末・開国史を書き換える試み。

感想・レビュー・書評

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  • 2006年刊行。。明海大学ホスタピリティ・ツーリズム学部教授。ペリー来航がオランダ風説書で事前予告されていた点はかなり著名な話だが、それをめぐる幕閣、雄藩、庶民レベルでの影響・行動などを解読した書。

  •  日本の近代史は黒船来航(嘉永6年/1853年)から始まる。当時の世相を詠んだのが下の狂歌である。

    「泰平のねむりをさますじようきせん たつた四はいで夜るも寝られず」

     宇治の高級茶「上喜撰」と黒船の蒸気船を掛けている。黒船は4杯(4隻)で訪れた(種類による船の数え方)。

    http://sessendo.blogspot.jp/2016/01/blog-post_30.html

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著者プロフィール

1962年、信州『たのめの里』(長野県塩尻市・辰野町)生まれ。1985年青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。2001年博士(歴史学)。明海大学教授等を経て現在東洋大学文学部教授。
著書『予告されていたペリー来航と幕末情報戦争』(洋泉社新書y、2006年)、『江戸無血開城―本当の功労者は誰か?』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2018年)、『ロシア海軍少尉《ゴローウニン事件》ムールの苦悩』(右文書院、2021年、共著)、『見る・知る・考える 明治日本の産業革命遺産』(勉誠社、2022年)、『「文明開化」と江戸の残像』(ミネルヴァ書房、2022年、編著)、『江戸無血開城の史料学』(吉川弘文館、2022年、編著)など。

「2023年 『信州から考える世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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