教育格差絶望社会 (Yosensha Paperbacks 14)

著者 : 福地誠

• 洋泉社 (2006年6月1日発売)

作品紹介・あらすじ

小泉構造改革の負の側面である経済格差。この経済格差が学力格差に直接反映されるようになってきている。なぜ反映されるのか?それは「教育の機会均等」がすでに幻想でしかないからだ!偏差値レースに参加しようと思えば、高校から大学だけで1000万円が必要なうえ、すでに選抜の主戦場は中学受験に移りつつあるため、その費用はさらに増す。そのうえ、学費の個人負担が先進国のなかで日本は最も多い。つまり、教育も市場原理で動き、学歴は努力による業績ではなく、生まれによる属性で決まる社会になっているのだ!もうまもなく国民の9割が人生のスタートラインにすら立てない社会が到来する。

感想・レビュー・書評

[gyamanさんの感想 · 2019年1月27日]

1

[かふぇおれ。さんの感想 · 2009年12月15日]

この本にあと少し早く出会えていたら僕の論文はクオリティが高くなったかと思われるｗｗｗAERAの東京都内の地区別私立進学率調査を利用するなどして格差を分析するところが、自分の知りたい内容にジャストミートだった。どこか自分の論文と同じような書き方だったので親近感が湧いた。自分は下克上でお金持ちになって子どもに満足いく教育をしてあげられるのかどうか!!

[宮本浩樹さんの感想 · 2006年9月30日]

著者は東大教育学部で８年間も学んだ友人。
教育基本法の書き換え、格差社会から階級社会へ…
というような昨今、現状の正確な認知は必要。

[奥宮離宮さんの感想 · 2006年7月2日]

分類＝教育・社会・家庭・経済・教育格差。０６年６月。