東日本と西日本―列島社会の多様な歴史世界 (洋泉社MC新書)

  • 洋泉社
3.38
  • (2)
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 21
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862480880

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 西日本では水田耕起に牛につけて引かせた犂が用いられ、それに便利なように田の形は短冊形で広いものが多い。東日本では水田作よりも畑作を主体とし、水田で牛が使われることが少なかったため、田の形は一定せず、小さいものが多い。馬は主に乗用と荷物輸送に使用された。

  • 大野晋の幅広い知識と、独創性にはいつも敬服しています。
    個々の描かれていることの事実かどうかは確かめることができないこともあります。
    それでも、先人の意見として、大変参考になります。

    東日本と西日本は、南方、北方とのつきあいの違いもあり、歴史的にもいろいろ違うことが沿うぞうできます。
    その意味で、本書も、一つの参考になる文献だと思います。

  • 東日本と西日本を様々な分野から考察した本。歴史学・民俗学・地理学・言語学、といった、私の好きな学問に関する内容をズラリと並べてあり、まさに垂涎物。
    様々な事象を「東と西」で分けることは一概には出来ないけど、指標になるのは事実だし、また異なる点や共通点なども見出せて非常に面白かった。

  • リンクさせて頂いている「川崎ゆきおサイト」の日誌 (10/02以降) で,よく似た本が取り上げられていたので少し驚いた.シンクロニシティの一種か.あちらは「東と西の語る日本の歴史」で,著者が網野 善彦,こちらは大野 晋や宮本 常一など20名弱の書いたもののアンソロジで,解説が網野 善彦である.こちらの方が刊行時期が古いようなので,感想は追って前掲書を読み終わってからの方が良いだろう.

  • 日本の東と西の違いを書いた本はいろいろありますが、これは視野が広く、執筆陣がみな研究者なので、読み応えがあります。
    幕末、東北諸藩はサムライだけで戦い、長州藩の奇兵隊諸隊のようなものが作られなかったのが、簡単に敗北した原因と書かれると、なるほどそういえば浅田次郎や藤沢周平など東北の藩を主人公にした話はサムライしか出てこないなあとおもいました。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1919-2008年。東京生まれ。国語学者。著書に『日本語の起源 新版』『日本語練習帳』『日本語と私』『日本語の年輪』『係り結びの研究』『日本語の形成』他。編著に『岩波古語辞典』『古典基礎語辞典』他。

「2015年 『日本語と私』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大野晋の作品

ツイートする