「格差突破力」をつける方法: 勉強法から人生戦略まで (新書y 182)

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 41
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862481948

作品紹介・あらすじ

格差社会をどう生き残るのか?世界的潮流と言われる成果主義と拝金主義に惑わされてはいないか?本当の人生の真の勝者は中間層の中にいるのだ。だが、今日の日本は格差社会が到来しており、社会の中間層がうすくなり、一握りの上流と大多数の下流に二極化しているのが現状だ。口当たりのいい政府やエコノミストの言い分を信じたり、異能の人の成功体験に自分の夢を託していたのでは、下流転落は必至だ。問題は、中流の暮らしを保ち、その中でいかに充実した人生を実現するかだ。生き残るためには、漫然と受身でいたのでは不可能だ。戦略が求められるゆえんである。ゴミ情報の洪水から確かな情報を掴み、戦略を練る方法を伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • 『手作り弁当を食べてる場合ですよ』(日垣隆)で紹介されていた

  • 5年前に発行された本ですが、驚くべきことに、本書が予見した時代の動きはことごとく的中しています。
    (大地震による原発事故も、TPPも、米中接近も、日本の再軍備も、アメリカが日本を見捨てることも。) 
    5年後に読んで、改めて本書の未来予測の正確さに驚くのですが、本書についてのアマゾンなどの書評を見ると、意外と不評のようです。
    それは、本書のタイトルを見ると、一見、ハウツー書のように見えながら、時代の背景や流れ、それに対する考え方の記述が多くなってしまって、それが遠回りのように横道や無駄話のように思える一方、具体的な方法の記述が目立たない、というところにもあるのではないでしょうか。
    しかし5年後の現在に読んでみると、そういった部分が非常に的を得た指摘だと分かります。
       
    平凡な本は、発行後5年も経つと、間違いが判明したり時代遅れの部分が出てきたりして価値を減じるものです。
    ところが本書は、発行後5年を経て、その未来予測が正しかったということが証明されました。
    今でこそ、読む価値のある書ではないでしょうか。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130107/p1

  • なぜ英語を学ぶ必要性があるのかについて納得いった。将来を悲観的に予想して、それでも潰れることなく生きていく戦略の紹介。

  • 「異能の人の生き方だけが夢の実現だと思い込まされている」と著者はいいます。そんなマスコミから発せられる幻想に惑わされることなく、どうしたら食べていけるか、具体例も踏まえ、書かれています。

  • 以下、引用
    ●曙を見るとき、いかに自分の向き不向きを見極めることが大切かわかります。人は自分に向いた分野を見出せたら、後は努力すれば必ず中堅まで上がることはできます。横綱は無理でも、前頭くらいならなれるのです。

  • [ 内容 ]
    格差社会をどう生き残るのか?
    世界的潮流と言われる成果主義と拝金主義に惑わされてはいないか?
    本当の人生の真の勝者は中間層の中にいるのだ。
    だが、今日の日本は格差社会が到来しており、社会の中間層がうすくなり、一握りの上流と大多数の下流に二極化しているのが現状だ。
    口当たりのいい政府やエコノミストの言い分を信じたり、異能の人の成功体験に自分の夢を託していたのでは、下流転落は必至だ。
    問題は、中流の暮らしを保ち、その中でいかに充実した人生を実現するかだ。
    生き残るためには、漫然と受身でいたのでは不可能だ。
    戦略が求められるゆえんである。
    ゴミ情報の洪水から確かな情報を掴み、戦略を練る方法を伝授する。

    [ 目次 ]
    第1章 「時代のトレンド」を読んで、「生き方」を決めてゆく(「普通の人」が「格差」を勝ち抜ける方法はあるのか;人生の真の勝者は中間層の中にいる ほか)
    第2章 脳に「良質の情報」を流通させる(「良質の情報」とは何か;計算・音読の脳鍛錬は知的退行 ほか)
    第3章 「不都合な真実」を見抜いて、勝ち抜く戦略を立てる(地雷を踏む;社会にも地雷(タブー)が隠れている ほか)
    第4章 「良質の人的ネットワーク」を築く(家族の絆をしっかり固める;親類とは選択的なネットワークを築く ほか)
    第5章 安全確実にマネーを増やす(お金は安全保障である;お金をためる二つの基本原則 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 昨今の日本の状況や歴史などを織り交ぜながら、「格差突破力」(=なんとか中流にとどまる力)をつけるための術を説く。

    印象に残ったのは、ノマドの精神を持つということや二拠点主義といったもの。二拠点主義というのは、自分の住む都市に加えて外国のどこかの都市を生活や情報の拠点として加えるというもの。そうすることで、人的ネットワークがひろがり、違った種類の情報が入ってくる。

  • ぐだぐだ感たっぷりでした...
    これからの日本を襲う危機を書かれているものの、
    それへの対策は的を得てないことばかり。
    何が言いたいのか私にはさっぱり分かりませんでした。

  • 著者の想いがつらつら書いてあるだけ。「格差」とか関係ない!!さすが重版になってないだけある(笑)「勉強オタクの東大生よりスポーツ、芸術をたしなむ早慶生」というわけのわからない二項対立を持ち出したことが気にくわない。完全に裕福な人の目線。トリクルダウンも期待できない。

  • 日本国や日本人が今後直面するであろう危機を煽るだけ煽っている割りに、大した解決策を導くわけでもなく、何が言いたいのか全く分からない本。
    新橋の居酒屋でオッサンが誰かから聞いた話をグダグダ熱く語っているだけの感じ。

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