kaizenさんの感想
2011年9月29日
文学者、哲学者として情況に対して発言する姿勢は、サルトルのようでかっこいいと思った。 実際の現場にいると、氏の発言は、服の上から掻いているようで、まどろっこしいと感じた。 言論人としての限界とジレンマなのだろう。 時を経ると、一人の言論人の記録が、定点観測として有用であることが分る。
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。著書多数。2012年3月16日逝去。 「2023年 『吉本隆明全集33 1999-2001』 で使われていた紹介文から引用しています。」