ゲイ・マネーが英国経済を支える!? (新書y 190)

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 84
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862482440

作品紹介・あらすじ

なぜ英国は日本よりも豊かになったのか?金融ビッグバンや民営化のおかげ?いや、それだけではない。高額の収入があり、それに比例して消費欲も旺盛、旅行やパーティといった"形に残らない愉しみ"へも惜しみなく費やす-そんな金の卵を産む同性愛者たちの聖地となったことで、英国は一八兆円市場という巨大なマーケットを手に入れたからだ!バークレイズ銀行やIBMといった巨大企業が注目し、閣僚やメディアの仕掛け人も生まれはじめた、知られざる英国ゲイ・パワーの実態をリポートする。

感想・レビュー・書評

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  • これゲイをおたくに言い換えたら日本にも当てはまらないかな。
    あと楽しく読んでたんだけど、他の著書に京都人だけが知っているがあって、あのめちゃくちゃ感じ悪かった人かーって思い出してしまった。

  • ゲイは金持ちで消費購買欲も強い。旅行やグルメといった愉しみにも惜しみなく費やす。人生を楽しんで生きているのだ。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:367.97||I
    資料ID:95080049

  • 文体があまり好きではなかったのですが、内容は興味深かったです。

  • ゲイ・マネーが巨大な市場であることを入り口に,人権と多様性に関するイギリスの懐の深さ,豊かさを描く.それにしても,日本の現状からするとうらやましい限りだ.語り口は軽妙だが,記述は詳細を究めていて,新書ではあるが,資料的な価値は高い.

    ・10代の自殺をリサーチした暴力や攻撃的な悪口よりも軽い嘲笑やささいなうわさ話が自殺の原因になりやすく,とりわけ破壊力の強い言葉は「オカマ」だという.
    ・「自分に対して誠実でいることが絶対にエネルギーになる」
    ・ゲイのクオリティ:結果よりプロセス.経験則を重視.常に可能性の引き出しを増やすことに留意.

  • ゲイって結構高学歴・高収入な人が多かったりする。
    おまけに消費好き。

    入江敦彦氏がイギリス在住ということから、イギリスのゲイが如何にイギリス経済に貢献するお金の使い方をしているかを紹介した本。
    知らない人からするとちょっと大袈裟と思う部分もあるかも知れないけど、ゲイの金の使い方を知っていると結構納得。

    ノンケ男ともリアル女子ともビアンとも違うゲイの金銭感覚をご覧あれ。

  • ところどころでユーモア溢れた発言が気になったのだが、それを言えるのは著者がゲイだからである。

    イギリスのピンクポンド市場おもしろい。もっと調べてみたいが、当然英語だろうな……。和訳ないかな。

  • [ 内容 ]
    なぜ英国は日本よりも豊かになったのか?
    金融ビッグバンや民営化のおかげ?
    いや、それだけではない。
    高額の収入があり、それに比例して消費欲も旺盛、旅行やパーティといった“形に残らない愉しみ”へも惜しみなく費やす―そんな金の卵を産む同性愛者たちの聖地となったことで、英国は一八兆円市場という巨大なマーケットを手に入れたからだ!
    バークレイズ銀行やIBMといった巨大企業が注目し、閣僚やメディアの仕掛け人も生まれはじめた、知られざる英国ゲイ・パワーの実態をリポートする。

    [ 目次 ]
    第1章 ピンクのお金、世にはびこる―Pink Pound ゲイと経済
    第2章 誰にも「オカマ」と呼ばせない―Gay Friendly ゲイと企業
    第3章 桃色に輝くオナベ企業―Rainbow Finance ゲイと資産
    第4章 同性ブライダル狂想曲―Commitment ゲイと社会
    第5章 いま、国会議事堂は危険な愛にめざめて…―New Labor ゲイと政治
    第6章 「オカマ」は死なず。ただ消えゆくのみ―Puniceus Historia ゲイと歴史
    第7章 “受容”と供給で成立する愛のマーケット―Pride ゲイと市場
    第8章 夢見る力が導く好景気―Cool Britania ゲイと文化
    第9章 座敷童子がカムアウト―G Quotient ゲイと金融
    第10章 おいで、おいでをする人、あんた誰?―Gay Icon ゲイと権力

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • いくつか読み飛ばしたところもあった。ゲイ市場が偉大であることを発見できた。

  • 英国在住の著者が、英国経済を席巻する「ピンクポンド」について、詳細なデータとともに解説している。「ピンクポンド」とは、簡単に言えばゲイの消費するお金である。英国のゲイたちは、同年代のヘテロたちよりよっぽど所得そのものも多く、さらに可処分所得が多い。そのことに気付き始めた企業が、彼(女)らのお財布を、どうやって狙っていったのか、判りやすく説明されている。

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