新版 底抜け合衆国 ~アメリカが最もバカだった4年間

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 99
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862483744

作品紹介・あらすじ

アメリカは底から見ないとわからない!人気コラムニストが見た、ブッシュ時代の恐ろしくもマヌケなアメリカの真実。

感想・レビュー・書評

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  • 最終項の「華氏911日記」がとてもいい。ドキュメント映画のドキュメントになっていて。連載コラムのオムニバスよりもこうした少し長尺物を書き下ろしてほしい。

  • 筆者がアメリカのテレビを通してみたアメリカ社会を平易な文章で綴っている。この人の文章は個人的には好きだ。話は今から10年くらい前の時点のことなので、今読むと別な読み方ができるかな。

  • 「Happy Birthday to you」が2030年までは実はワーナーの所有権で、ワーナーはこの歌で年間2億円稼いでいるとか、ディズニーというかマイケル・アイズナー、ミラマックス、ピクサー(スティーブ・ジョブズ!!)の確執など、面白いネタ満載。
    しかし、本書の核は2000~2004年までの泥沼のブッシュ時代について。
    日本の小泉時代も悪夢だったがあちらはそれ以上、それもこれもブッシュのせい。
    と、簡単に書いてしまえるが実際はそれだけのことだった。
    選挙で投票の通りに彼が負けていれば、時代はどうなっていたのだろうか。あの大量破壊兵器探しのアメリカの戦争を今となっては早くも忘れてしまっているが、その代償は大きすぎだ。
    それに我々そしてアメリカ人は気付いているのだろうか。

  • アメリカと言う国の印象が
    がらりと変わってしまうのが
    この本であります。
    アメリカのメディアは日本のメディアより
    相当ひどいですよ。
    (日本でも震災関連で報じないものがありましたが…)

    その中で面白かったのは
    アメリカを席巻させたお騒がせ人物たち。
    これは一見の価値ありですぞ。

    欠点は言葉遣いの悪さ。
    「死ね」は言いすぎです。

  • 兄嫁様からお借りした本。ブッシュ時代を痛烈に皮肉りながら批判したエッセイ本。

  • 『アメリカ横断TVガイド』に続いて読んでみた。
    ら!おおお、ちゃんと内容も続いておった!
    こちらの内容はブッシュが選出した選挙から、ブッシュ政権下のおかしな動き。
    そして911テロの衝撃とその後のゴリゴリの管制統治のきなくささが、まざまざと伺えた。
    い、いやーーーこ、こわかったよ…!!(叫)

    そして、その中でサブプライムローンの元になる、ローン貸付の規制緩和も行われて(水道橋博士「異常な鼎談」町山智浩の回 前編1/3 http://www.youtube.com/watch?v=3EJyCWdaEZg 他後編1/3-3/3まであります)、…もちろんその流れは、日本にも来てて…(クローズアップ現代2010.09.06.放送「奨学金が返せない」http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2931)←の奨学金制度の規制緩和って時代的に合っちゃうよね(汗。
    こういう感じで、全く他人事じゃないな…と思った次第。

    映画の評論ばかりじゃなくて、町山さんのコラムを読みたい……!と思いました。

  • 私の好きな映画評論家、町山さんのエッセイですが、これはちょっといただけなかったかも。

    2001年の9.11テロからのブッシュ政権の迷走ぶりを終始痛烈に批判しまくった内容。ブッシュがインチキだったのも、イラク戦争がバカげていたのもその通りだろうけど、一方的に書かれすぎてて途中からちょっと辟易。

    でも、この本読んでたらマイケル・ムーアの華氏911が見たくなった。

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著者プロフィール

1962年生まれ。映画評論家。1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『トランピストはマスクをしない コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告』(文藝春秋)、『映画には「動機」がある「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがある。

「2021年 『町山智浩のシネマトーク 恋する映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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