Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

著者 :
  • 洋泉社
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レビュー : 309
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862484826

感想・レビュー・書評

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  • ツイッター入門書としておすすめ。

  • 201201読了
    二年以上前に発売されているあの津田大介さんのTwitter本。当時すでに5000万ユーザーを越えてはいたものの政治性を帯びてゆく過程、緊急災害時用のメディアとしての役割など、今のTwitterを取り巻く状況がこの頃から明確に示されていることに改めて驚く。電子書籍版も買いました。

  • 整理用

  • 内容というより、書店で手に取る人のことを終始想像していた。協調型で自発的に考えるより、他人の考えを自分の意見として取り込むタイプ。気を許した人に和を乱されると、相手が強ければなびき、相手が弱ければ激昂する、そんなイメージ。あとは、Twitterでお金の匂いを嗅ぎ付けた人かな。

  • Twitterのこれからが話題になっていたので、手にとった一冊。

    政治に利用されたり、企業広報に使われたり、ゆるいコミュニケーションに使われたり。
    使われ方は自由ですが、その中で実際にどのように使われているかを分かりやすくまとめて下さっていたので、非常に読みやすかったです。

  • 電子版にて再読。
    情報として古い点。深みに欠ける点。また幾つかの点で首を傾げる部分があった。

  • http://john615hkt.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
    Twitter社会論 新たなリアルタイム・ウェブの潮流
    津田大介
    洋泉社
    191頁

     本書は大学在学中からIT・ネットサービスやネットカルチャーをフィールドに新聞、雑誌など多数のメディアに原稿を執筆しているメディアジャーナリスト、津田大介の著書である。本書の初版が2009年11月なので当時は現在ほどTwitterが世間に浸透していなかったと思う。私自身も始めたのは2010年9月だ。

     2010年4月時点で日本のTwitterの月間利用者数は日本で最も普及していたmixiを越え約1000万人に達した。現在も著しいペースで利用者数を増やしている。さてここまであたかも全員がTwitterとは何か知っているかのように話しているが説明しよう。
    「インターネットを通じて140文字以内の『つぶやき』を不特定多数にリアルタイムに発信し、自分で選択した他人の『つぶやき』を受信するサービス」
    ※ 本書より引用

     このように著者はTwitterを説明している。私自身Twitterを利用していて、知人に勧めるときに必ず言われることがある。「それだったらmixiのつぶやきで良くない?」。mixiのつぶやき機能と異なることは、基本的に他人のつぶやきを受信するために相手の承認を必要としないことだ。承認を必要としないことによって、自分のつぶやきを不特定多数の人が受信することができる。またRT(リツイート)によって他人のつぶやきを引用して、自分のつぶやきを受信している人に発信することができます。つまりつぶやきの拡散性がmixiとは異なるということだ。

     本書ではTwitterの「速報性」についても触れている。2009年1月にハドソン川で旅客機がハドソン川に不時着した事故を覚えているだろうか。このニュースの第一報がTwitterのつぶやきからだったのだ。1つのつぶやきがRTによって急速に広がり、既存のメディアを超えるスピードで全米だけでなく、世界中に広がった。また2011年3月11日に発生した東日本大震災においても同様の動きが見られた。

     Twitterの基礎を説明したうえで、Twitterを利用したリアルタイム中継についての具体的な方法や効能を紹介している。またTwitterがメディアやジャーナリズム、政治・政策、マーケティングなど現実社会に対してもたらした様々なインパクトを具体的な事例を元に説明し、今後それらがTwitterによってどう変わっていくのかを考察している。また巻末には著者と勝間和代さんとの対談が収録してある。新書の中でもTwitterに関する書籍としては初心者が読んでも、上級者が読んでも楽しむことができる非常にお勧めな一冊だ。本書が発売されてから2年も立っていないが、twitterをとりまく環境は変化してきているので、ぜひとも、また著者にはtwitterに関する本を再び書いてもらいたいと私は思う。

  • 勘違いをしていたらしい。

    僕は報道などを見て、漠然と「2ちゃんねる×ブログ×SNS」みたいなものだと思っていたのだけれど、Twitterが目指しているものは、「電話」「メール」に続く「コミュニケーション・インフラ」だという。

    そして、副題にもなっている「リアルタイム性」。

    この2点が、とりわけ価値があることだと思う。

    おもしろいのは、140字という制限が、書き込む人に「高度な文章能力」を要求している点だ。ダラダラ書くのも簡単、薄い内容を短い文章で書くことも簡単だが、140字に相応の内容を入れ込むことは、難しい。

    さっき初めてTwitterを開いてみたけれど、ざっと見て、読む気がなくなった。「薄い内容」が多すぎる(僕の読解力が足りないかもしれないけれど) 。価値ある情報を得るには、多少の手間が必要に感じた。

    Amazonの「1500円で送料無料」によって、書籍の価格に「1500円ライン」が生まれたように、Twitterによって、「140字の表現技術」が、1つのトピックになるだろう。

  • 2年前の本です。この手の題材を扱った本は2年も経つと「期限切れ」になるのが常です。本書は時期的にジャスミン革命や東日本大震災でのtwitterの功罪に触れられていないのは残念ではあるものの、これから始めたいという人には、今でも十分に通用する内容ではないでしょうか。
    「tsudaる」の語源にもなったカンファレンスのtwitter中継のテクニックには納得させられました。
    ジャーナリストではなくても0.5次情報→1次情報、という観点を持ってtweetしてみることに、twitterの価値をあげるヒントがありそうです。真面目にtwitterを使いなおそうかなと思える本でした。

  • 津田大介氏による、
    Twitterとは何か、その活用事例、可能性などなど、
    について、コンパクトにまとめられた一冊。

    1ユーザーとしての主観、
    ジャーナリストとしての客観が
    ともに表現されており、読んでいて頭にすっと染み込んで来る。

    09年11月の本で、既に2年経つが、色あせることないし、
    時代のズレもない。
    著者の見識が正鵠を射ていたということだろう。
    特に今年は東日本大震災によって、Twitterの注目度は大いに
    上がったと感じる。
    メールでもない、BBSでもない。
    オープンさに派生する繋がるツールとして、
    日本人(すべてとは言わないが、少なくともユーザーにとって)に
    根付いたように思う。

    おわりに、より、印象に残った文章を抜き出す。

    p.190
    ツイッターが今後社会を、世界を変えていくのか。それは誰にもわからない。
    そもそもインターネットがどれだけ世の中を変えたのかという話もある。
    ただ、今現在、ツイッターというプラットフォームの上で同時多発的に
    起きていることを目の当たりにしたとき、そこに「世の中が動く」
    ダイナミズムがあるように思えてならないのだ。
    (略)
    社会なんてなかなか簡単に変わるものじゃない。変えるには、個人個人が
    リスクとコストを取って実際の社会で何かしら動く必要があるからだ。
    変わらないことに絶望していろいろあきらめてしまった人もたくさんいるだろう。
    それでも、人々が動くための一歩目を踏み出すツールとして、ツイッターは
    間違いなく優秀だ。何かをあきらめてしまった人が、ツイッターを使うことで
    「再起動」できれば、少しずつ世の中は良い方向に動いていく。
    そんな希望を持ちたくなる、得体の知れない力をツイッターは持っている。

    ------

    なるほど。たしかに、社会に踏み出す第一歩として、
    これほど敷居が低くて、それでいて世界と繋がっているツールは他に
    ほとんど見あたらない。

    Twitter上にはアニメの感想、ネットニュース、炎上、そんなことが
    目立つけれど、深く刺さるパワーを持っていることにも違いない。
    どう使うか、何を起こせるかは、使う人と繋がる人にかかっている。


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    【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 ツイッターとは何か?(ツイッターで今、何が起きているのか?/ツイ
    ッターとは何か?)/第2章 筆者のツイッター活用術(筆者のツイッター個人
    史/「tsudaる」技術)/第3章 社会に広がるツイッター・インパクト
    (ツイッターとジャーナリズム/ツイッターと政治/ツイッターとビジネス)/
    スペシャル対談 勝間和代×津田大介 つぶやく力-ツイッターの可能性を探る

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著者プロフィール

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学文学学術院教授。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門に執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。主著に『情報戦争を生き抜く』(朝日新聞)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『Twitter社会論』(洋泉社新書y)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『「ポスト真実」の時代』(日比嘉高と共著、祥伝社)など。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。第17回メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞受賞。「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」芸術監督。

「2019年 『あいちトリエンナーレ2019 情の時代 AICHI TRIENNALE 2019:Taming Y/Our Passion』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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