- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862485014
感想・レビュー・書評
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神社に関する知識はほぼゼロだったけれどわかりやすかった。お神輿を揺さぶる理由はちょっと笑ってしまった。
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新書文庫
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入門書はイラストが多用された図解だとわかりやすさが増します。
副題にもあるように、たしかに神社は、知っているようで知らないことが多いもの。
三種の神器はなんとかわかりますが、十種神宝(とくさのかむたから)までは、まだまだ覚えられません。
これはニギハヤヒノミコトが高天原から降臨した時に持ってきたもので、神武天皇に献上された後、石上神宮に納められたと伝えられている十のお宝のことです。
仏教伝来以降、神道と仏教は一緒になって発展します。
その神仏習合の一つの到達点は、七福神とのこと。
出自の国も元々の宗教も異なる神様たちが、日本で福神という神格にまとめられているところが、神道のアバウトさであり懐の広さなのでしょう。
天神信仰の宗祀は、京都の北野天満宮だそうです。
九州の太宰府天満宮ではないのが意外でした。
日本三大天神は、太宰府、北野、荏柄天神社(鎌倉)。
湯島天神ではなく荏柄天だというところも、個人的には意外です。
また八幡神社は日本のあちこちで見かけるものですが、八幡神は「古事記」と「日本書紀」に登場しない神様で、その成立には謎が多いのだとか。
応神天皇の神霊かと言われており、戦いの神であるため源氏が広め、武士に信仰されたとのこと。
日本には、人が亡くなると神に祀られる人神信仰もあります。
関東における御霊の代表は平将門。
将門を祀る神田明神は、明治時代に将門を主宰神から摂社の細心に降格しました。
朝敵であることが理由だったそうですが、氏子は反発し、長年の請願の末、昭和59年に再び主祭神に戻されたといういきさつがあるそうです。
上方では朝敵ながら、関東では将門はヒーローとして愛され続けているということ、そして氏子の力がどれだけ大きいものなのかがわかります。
普段、神社ではなんの疑問もなく柏手を打ってお参りしますが、神様に手を打ち鳴らして拝礼をするのは日本だけの風習だとのこと。
そういえば、仏教もキリスト教もイスラム教も、音を立てずに静かに参拝しています。
日本では寺社関係なく、お寺でもかしわ手を打つ人がいますが、世界的にみても神道の参拝法は独特なんだと気づきました。 -
分かり易かった。さすが入門書。
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神社にまつわる入門書。日本の歴史と切っても切れない神社。宗教と国の文化がこんなに結びつく伝統ある国というのも珍しいのではないのかなあ。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/2572782.html -
禊で清めなければならないのは、欲望や悪事で穢れてしまった心の方。生きていくうえでやむを得ないこともある、しかし神と向かい合うときには、そうした穢れを落としたまっさらな心で向かい合わなければならない。
つまり心を洗うために身体を洗うのが禊なのである。
皇室とゆかりの深い神社は、神宮や宮がつく。
ケ、ケガレ、ハレ