こころ安らぐ「仏教女子」入門 (洋泉社MOOK)

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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862485250

感想・レビュー・書評

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  • 仏教レジャーサークルを自称する謎の集団・丸の内はんにゃ会の本。
    「マイ仏像、買っちゃう?」とか、「なりきり尼僧体験」とか、人によっては面食らうような切り口が多めですが、
    「仏教っぽいものにはちょっと興味があるけど、お寺は敷居が高くて…」という私のような人間には正に!な一冊。
    仏教や仏像の説明もわかりやすく、入口には最適だと思います。
    ちょっとお寺行ってみようかな。

  • 神社仏閣巡りをすると、最近参拝客に若い女性の姿を多く見かけるようになりました。
    この本は、丸の内OLたちによる仏教サークル「丸の内はんにゃ会」刊。
    敷居が高そうな仏教やお寺について、親しみ、楽しみながら理解していこうという会の目的に沿った本となっています。

    内容は、仏像好きタレントのはなさんへのインタビューから、仏像鑑賞、坐禅、宿坊体験、半日修行、お土産紹介や精進料理レシピ、写経に写仏に声明などと多岐にわたり、ただ参拝して仏像を拝むだけではない、いろいろなアプローチ方があることに、改めて気付かされます。

    凛と張り詰めた空気の漂う寺社に、檀家でも氏子でもないのに関わろうとするのは失礼かと悩むところですが、寺社の方でも門戸を広げて、一般向けに親しみやすさ、わかりやすさを心がけていることを知りました。
    礼節を持って参加すれば、きちんと仏教体験ができるわけです。

    「観光」という言葉は、もともと「光輝く仏を観る」という意味だと紹介されていました。
    京都を旅していると、「観光寺院」という言葉を時々見かけて、なんとなく気になっていましたが、観光という言葉は決して物見遊山的な軽い意味だけではなく、御本尊を参拝できるという意味があったわけですね。

    メンバーそれぞれのイチオシ仏像が紹介されており、興味深く読みました。
    自分のお気に入り仏像はなんだろうと考えます。
    それだけでも、仏像がぐっと身近に思えてきます。
    仏像が気になり始めた人には、とにかくたくさん仏像を見ることというアドバイスが載っていました。

    国宝の大半は奈良にあるのだそうです。
    また、今でこそお葬式は仏式が基本の日本ですが、本来、仏教はお葬式を取り扱わなかったと知りました。
    釈迦の入滅時、葬式はしなくていいと言われたからだとのこと。
    そのため、仏教が葬式を行うのは日本だけで、奈良仏教のお寺では、その伝統を守っているのだそう。

    先日、善光寺を参拝した時に、檀家が無いお寺だと知ってかなり驚きましたが、もともと仏教とはそうしたものだったわけですね。
    仏式でお葬式をするようになったのは、江戸時代になってからだと知って、驚きました。
    時代の変遷を受けて、仏教の形も少しずつ変わってきていることがわかります。

    また、仏と神は別もので、仏は天上から見守る存在ではないため「仏様が見守って下さる」というのはキリスト教的発想だとも書かれていました。
    いつも「神様仏様」と一緒の感覚でいますが、考えてみたら、なるほど、確かにその通りです。
    神は絶対的存在で、仏は人が目指す境地。人間が成りえない存在と、成りうる存在。
    全く違うことを、これからは意識していきたいと思いました。

    禅宗の道場では毎月四と九のつく日に髪を剃るということも知りました。
    気になったら剃るものかと思っていましたが、剃髪日が決められていたとは。
    僧侶たちは本当にしっかりと規律に則った生活を日々行っていると、改めて感じました。

    奥日光での尼僧体験も、興味しんしんで読みました。
    五体投地もするとは。チベット仏教だけの拝礼方かと思っていたので、日本の僧侶や尼僧も行うというのは、なかなかのカルチャーショックでした。

    この本を読むと、特別な立場や資格がなくても、気軽に自分の好みの仏教体験ができるのだ、寺社に門前払いをくわされることはないんだと、ほっとした気持ちになります。
    精進料理のレシピが紹介されているのも、嬉しいところ。
    さっそく週末、お寺巡りをしてみたくなる本です。

    追記ですが、この本の中で紹介されていた、つのだ☆ひろが歌うゴスペル風「般若心経」が気になって、聴いてみました。
    トランスカルチャーな、かなり刺激的なものでした。一聴の価値アリです!

  • 仏像をこよなく愛する仏教女子こと「丸の内はんにゃ会」によるレジャーとしての仏教を語った本。仏像好きで知られるはなさんへのインタビューにはじまり、イチオシ仏像の紹介や高野山への「仏教レジャー」の勧め、精進料理レシピ、一日修行体験レポ、読経ライブなど…「イケメンお坊さんにインタビュー」に至ってはいいの?と思ってしまいましたが、奈良仏教は檀家を持たず葬式を執り行わないことなどはじめて知ることも多かったです。「仏教は本来生きている人のためのもの」というお坊さんの言葉が印象に残りました。

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