日本映画空振り大三振 ~くたばれ!ROOKIES (映画秘宝COLLECTION 41)

  • 洋泉社
3.71
  • (7)
  • (11)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 90
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862485755

作品紹介・あらすじ

ついに映画会社倒産続出!邦画バブルの粗製濫造にいち早く警鐘を鳴らし続けた全記録、ついに完結!明日にきらめけなかった2009年サイテー日本映画46本涙の告発。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 邦画を観た際の反省として使えるが、そもそもここで扱われた邦画を今後観るかということだよ。人生は短い。邦画のゼロ年代はひどいもんだったという漠とした記憶を確信に変えてくれたのはありがたい。

  • 内容盛り沢山。下記部分の注釈まで読んでたら、目がしょぼしょぼに…
    日本映画っていつのまにか撮影されて、上映されて終わっててて、こんな映画があったのねっておもう映画がいっぱいあった。

  • 2013/11/15購入
    2014/2/6読了

  • 観て後悔した映画もこれを読むと笑えるから得した気分。

  • 日本映画突っ込み放題!
    内情を知っている人から見るとこう見えるんですねー。
    愛情を感じる批評も単なる突っ込みも同居してましたが(^^;。

    自分が見た作品はなるほどそういうことだったかとうなずき、
    見てない作品はほほうそんなことがと興味をそそられます。

    意見&裏話としては大いに楽しめましたw。
    ただまあ、結局は自分の目で見てどう感じるかが大事ですね。

  • 『映画欠席裁判』三冊に続いて、軽い気持ちで読み始めたら思いがけずダメージでかかったです……orz。

    いや、もう、自分がどうしても「観る気がしない」日本映画が、どれだけ凄まじいパワーを秘めているのか実感。

    だって、1作品ほんの数ページなのに、全然読み進められない(笑)。信じられない。

    読んでてこうなんだから、実際に観たバッド・ムービー・アミーゴズはどんだけのダメージだったんだろう…。

    この本の前に『日本映画最終戦争!』があるようだけれど…読み切る自信がないです……。。

  • もう10年以上前から学外授業というか私ひとりの教授気分でその著作で映画の授業を受けている、1993年に出た東アジアの映画監督28人を網羅した『雷影風雲』(白水社)の後に、現代日本映画作家論の『日本映画のラディカルな意志』(1999年岩波書店)を出した四方田犬彦ですが、これは雑誌「世界」に連載されている時から熱心に読んでいましたが、洋画といってハリウッド映画ばかり見ているんじゃないよ君、とやんわりと示唆されたあと、邦画についても鈴木清順や小津安二郎や黒澤明などだけをのんびり鑑賞していては、単なる懐古趣味でいいのか、もはやそこから何も始まりはしないのだと喝破されてからというもの、CS放送やレンタルや劇場上映(は、あまりなかったのですが)など、むさぼり見てきましたが、たしかにその中には、なんだこれは、と首をひねらざるを得ない作品が何本もありました。

    映画なんて誰でも作れるんだ、といって、たいしたプランがあるわけでもないのにわれもわれもと、有名俳優を起用し、スポンサーから費用を工面しお手軽に量産した結果、クズ映画の死体の山が出来た、ということを歯に衣着せず辛辣に述べたのが本書です。

    46本の映画関係者の皆さん、何か文句や異論があるなら即刻申し述べてみて下さいな。

    すっかり爽やか気持よく胸のつっかえが取れた私は、でもまた性懲りもなく、更なる傑作を求めて明日も新たな映画を見続けるのであります。

  • 映画秘宝に連載していた邦画批評の完全版。いつの間にか「邦画バブル」が終わり、次々と製作、配給会社がつぶれている現状。その間に作られたのは、例えばこの本に出てくるような作品群。私が見たのは「ヤッターマン」一本だけでした。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

映画評論家、英米文学評論家。1963年生まれ。訳書にアラン・ムーア『フロム・ヘル』(みすず書房)、ジョン・ウォーターズ『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』(国書刊行会)、キャサリン・ダン『異形の愛』(河出書房新社)、『J・G・バラード短編全集』(共訳 東京創元社)、ニール・ゲイマン『サンドマン ドールズハウス』『ネバーウェア』(インターブックス)など多数。著書に『新世紀書評大全 書評1990-2010』(洋泉社)、『皆殺し映画通信』シリーズ(カンゼン)など。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柳下毅一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×