かぐや姫と王権神話 ~『竹取物語』・天皇・火山神話 (歴史新書y)

著者 :
  • 洋泉社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862486004

作品紹介・あらすじ

かぐや姫は記紀神話が葬り去った原始の"火山の女神"だった!知られざる大地動乱の古代列島社会の実像を解明する。

感想・レビュー・書評

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  • 「かぐや姫の物語」を見て、改めて読みなおして見ると「竹取物語」って凄い。
     ふと天の羽衣うち着せ奉りつれば、翁を、いとほしく、悲しと思しつる事も失せぬ。この衣着つる人は物思ひなく成りにければ、車に乗りて、百人ばかり天人具して昇りぬ。
     このあたりの記述が壮絶に美しい。
     本書は、かぐや姫と「カグツチ」(この子を産んだためにイザナミは死ぬ)の近縁性などいろいろ連想が広がって面白かった。

  • 竹取物語

  •  神戸市立図書館で借りて2週間。期限いっぱい読み返して、ついにamazonで購入。「そうだったのか!」ネタ満載。
     神話をめぐる話もさることながら、何より、かぐや姫にこけにされた5人の貴公子(石作皇子・車持皇子・右大臣阿倍御主人・大納言大伴御行・中納言石上麻呂)がみんな実在の人物だという説に驚愕。車持皇子は天智天皇の御落胤説のある藤原不比等だと言うし…。
     網野善彦をはじめ日本史の専門家や国文学者の論文が数多く参照されていて、とっても刺激的な一冊でした。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。専攻は日本史。国際基督教大学教養学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修了。東京大学史料編纂所元所長。現在、同大学名誉教授。主な著書に、『平安王朝』『歴史のなかの大地動乱』(岩波新書)、『平安時代』(岩波ジュニア新書)、『かぐや姫と王権神話』(洋泉社新書)、『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』(講談社学術文庫)がある。

「2018年 『現代語訳 老子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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