金大中事件最後のスクープ

著者 :
  • 東方出版
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862491602

作品紹介・あらすじ

金大中が日本で韓国中央情報部により拉致されてから37年。事件を執拗に追い続けたジャーナリストが掴んだ驚愕の
スクープ。自衛隊員の関与・官房機密費で彼らを隠蔽した後藤田正晴・韓国真実委の調査を妨害した日本外務省…。
ジャーナリストの執念が暴く日本外交の暗部。

感想・レビュー・書評

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  • 先日の日曜日、民報で金大中事件の特集があり、ぼくは井伊直虎を見たかったが、(録画していたこともあり)このドラマを続けてみた。しかし、なぜ金大中が逃亡中の日本で拉致され、殺されもせずソウルの自宅へ連れ戻されたかについてはうやむやなままで、なんて中途半端な報道だと憤ったほどだ。その際、テレビに出てきたのが当時ソウル特派員でこの事件を取材した毎日新聞の記者の古野さんで、古野さんも単に事件を追った番組に不満を抱いたことだろう。ぼくが古野さんの本を買ってみようと思ったのは金大中事件の真実を知りたかったからである。古野さんは、事件後も、だれがこの事件を企てたのか、そしてなにゆえうやむやな状態で終結してしまったかを五度に分けスクープした。古野さんは事件に関わった日本人を通し、事件が韓国CIAによって仕組まれたことをつきとめた。しかし、国会会期が終わりかけということもあったし(今度の加計学園事件に似ている)、当時亡命者であった金大中事件の真相をさぐることは日韓関係を悪くすると判断した田中、大平、後藤田らの政治家らによって闇の中に葬られてしまったのである。思えばそれは日本の主権を侵す事件であったのに、日本はそのことの真の意味がわからなかったのである。古野さんの執念の本である。

  • これこそスクープだ!!!
    僕の尊敬する古野さんの「金大中事件最後のスクープ」を読んだ。古野さんは粘り強く、37年間もこの事件を追ってこられた。そこで、提示された新たな衝撃のスクープ。まさに事件記者とはこの人のことを言うんだろう。
    衝撃の連続で、一気に読んでしまった。
    特に日本の外交を担っている人、担おうとしている人には是非読んで、誇りに思う外交を展開してほしい。

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著者プロフィール

1936年北九州市生まれ。'60年京都大学法学部卒、毎日新聞大阪本社入社。社会部で事件を担当。'73年3月〜'76年
3月ソウル特派員。金大中拉致事件、民青学連(日本人2学生逮捕)事件、文世光大統領狙撃事件を取材。大阪本社
社会部長、編集局長、常務取締役・西部本社代表。スポーツニッポン新聞大阪本社専務取締役。現在日本ユニセフ
協会大阪支部副会長、ヒューライツ大阪理事など。著書に『金大中事件の政治決着−主権放棄した日本政府』(東方
出版)、『韓国現代史メモ』(幻想社)、『どうなる南北統一Q&A』(共著、解放出版社)など。訳書に『ソウル
の華麗な憂鬱』(共訳、国書刊行会)がある。

「2010年 『金大中事件最後のスクープ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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