アジアの停車場: ウラジオストクからイスタンブールへ

著者 :
  • 三和書籍
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本棚登録 : 28
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862514431

作品紹介・あらすじ

 人でごった返すターミナル。観光客がいないローカル駅。観光資源、知名度、行きやすさにとらわれず、アジア各地で旅人が心惹かれる情緒を感じる駅――アジアの停車場(ていしゃば)――を辿る。
 アジア28ヵ国・地域の100駅を訪問した紀行文を、極東からアジア西端まで鉄路が続くように並び替えて再構成した。読み進めていけば、アジアの端から端まで実際に移動しているかのような気分で異国情緒に浸ることができる。また、鉄道研究家である著者の独自の視点から駅の歴史や国際事情を解説しており、普通のアジア放浪記とは一味違う筆致で描かれる鉄道紀行となっている。美麗巻頭カラー16ページ、100駅すべての写真掲載、さらに全地域の駅の位置が分かる詳細な地図を配置し、ビジュアル的にも大満足な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • アジアの一期一会_小牟田哲彦
    https://www.kazankai.org/asian_list.php

    【11月中旬刊行予定】アジアの停車場 | 三和書籍
    https://sanwa-co.com/9784862514431/

  •  元は霞山会サイトの連載コラムで、28の国と地域の100駅を紹介する。情報に限界があるとは言え、北朝鮮の駅も含む。
     特に自分に予備知識や訪問経験がある東・東南アジアの駅は興味深い。存在すら知らなかった瀋陽東駅。ミニSLが残る四川の蜜蜂岩駅。列車の姿が消えた中越国境の河口駅。「保存」された新村駅やソウル駅。弁当で有名な台湾の奮起湖駅。1960年にクメール人民革命党の党大会が行われたプノンペン駅。

  • バスと異なり、鉄道は国家の意思や、国家間の思惑が反映され、停車場はその象徴として機能し、あるいは遺り、あるいは廃される。アジア各地の停車場の紹介は、必然その地と国家との関わりに割かれ、旅や観光の要素(無くはないが)よりはアジア近現代史を巡るテイストとなっている。若干過去の記事なので、各停車場も現在はまた違った景色になっているかもしれず、時代の流れを切り取った意味合いもある一冊。

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著者プロフィール

昭和50年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻博士後期課程単位取得退学。日本及び東アジアの近現代交通史や鉄道に関する研究・文芸活動を専門とする。平成7年、日本国内のJR線約2万キロを全線完乗。世界70ヵ国余りにおける鉄道乗車距離の総延長は8万キロを超える。平成28年、『大日本帝国の海外鉄道』(現在は『改訂新版 大日本帝国の海外鉄道』扶桑社)で第41回交通図書賞奨励賞を受賞。 『鉄道と国家──「我田引鉄」の近現代史』(講談社現代新書)、『旅行ガイドブックから読み解く 明治・大正・昭和 日本人のアジア観光』(草思社)、『宮脇俊三の紀行文学を読む』(中央公論新社)、『アジアの停車場──ウラジオストクからイスタンブールへ』(三和書籍)、『「日本列島改造論」と鉄道──田中角栄が描いた路線網』(交通新聞社新書)など著書多数。日本文藝家協会会員。

「2022年 『アジアの一期一会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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