フラクション

著者 :
  • コアマガジン (2009年11月7日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862527189

感想・レビュー・書評

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  • 「フラクション」★★★★
    「還って来た男」★★★
    「震動」★★
    「倒壊」★★
    「隔靴掻痒」★★★

  • ガロ系

  • ネットで紹介されているのを見て購入。
    これは………ミステリー………なのか??

    漫画ならではの表現を試みていて実験的で面白いけれど…
    絵柄でホラーチックだが、冷静にみたら殆どギャグみたいな展開。

  • 漫画と叙述トリックの融合・・・・。
    素晴らしきバカミスだけど、結構な衝撃、いや笑撃!?

  • 最後もっていかれた。いや、最初からもっていかれた。漫画で見せる叙述トリックは面白い。それにしてもこんなのをぶっ込んでくるとはさすが。
    「震動」と「倒壊」はシュールで気持ちが悪いのだけれど思わず笑ってしまった。

  • 後半のグロい…

  • タイトルは分数の意。
    少し前に話題になったという作品を、
    そうとも知らずに過ごしてきましたが
    (作者の名前と作風は知っていた)
    急に読みたくなったので買ってしまった。
    購入前にネタバレレビューをいくつか読んで、
    仕掛けの部分が実際に「どんな風に」描かれているかを
    確認したくなったので。
    その手のレビューには、ほぼ必ず、
    「これからちゃんと読む気のある人はネタバレ部分を見ないで!」
    という注意書きがあるんですけど、
    どんな話か気になってるときは見ちゃいますよ、そりゃ(笑)。
    ……で、うぁぁ、そういう描き方ですかぁ、と唸りました。
    小説ならではの手法と考えられている「叙述トリック」を
    漫画で実践してみよう、ということなんだけど、
    逆に、この作品をノベライズするのは不可能に近い……のかなぁ、と。
    作者の「ミステリ漫画を描こう」という意気込みというか
    情熱が伝わってきて、その部分には感動しましたが、
    ストーリーは不謹慎極まりないです。
    ただ、個人的には、どんな美女だって豊満な肉体だって、
    死んでしまえばただの肉塊――っていう相対化には同感します。
    いや、しかし、面白かったけど、
    何度も読み返すほど愛着が湧くかというと、
    それは、ちょっと、どうなんだろう(^^;)

  • さすが駕籠先生。
    エログロの巨匠がミステリを
    書いたらこうなりますか。
    純粋なる(?)ミステリ。
    ミステリ読む人には必ずと言って
    読んでほしい。
    表紙で買いにくかったら、
    アマゾンで買いましょう。

    最高評価をつけたいですね。
    巷で起こる連続輪切り殺人事件。
    犯人の視点からだったが、
    自分と違う模倣犯が出現。
    それとは別に、作者がミステリについて
    編集者に語る。
    犯人はいったい誰なのか。

    漫画という枠での叙述トリック。
    あ、あ、あたらしすぎる……。
    これぞ、マンガの最果て。
    黙示録。
    シビアにシリアスに切りに行く。

    あさき「鬼言集」もしくは
    あさき「万物快楽理論」を
    聞きながら……。

    どうぞ。

  • 面白い。あまりにも面白い。

  • 女性ばかりを襲う「人体切断魔」を中心に描かれるサスペンスホラー漫画。

    トリックは面白いが『アナモルフォシス〜』越えのバカミス具合はやっぱり人を選ぶ。

    同時収録の短編がどれもホラーテイストで、全体的にギャグが皆無なので『アナモルフォシス〜』から一点引いた。

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著者プロフィール

駕籠真太郎(かご しんたろう)
奇想漫画家を自称しており、エロ、グロテスク、猟奇、スカトロ、ホラーといったサブジャンルに留まらず、人間という存在を弄り倒す人体改造や人体破壊をネタに狂気的な世界を描いている。
ソ連や太平洋戦争を扱うこともあるが、それらのジャンルを下敷きにしたSFやメタフィクション的な構成をもっとも得意とし、「駅前花嫁」などのように作風的にはブラックユーモア、毒のある笑いが中心的である。
2002年からはイベントに参加したり個展を開くなど活動の幅を広げ、不道徳な排泄物を精力的に展示している。
2010年『フラクション』で第三回世界バカミス☆アワードを受賞。
2013年、第19回『Salon del MANGA de BARCELONA(スペイン)』で、スペイン漫画界で貢献度&話題性の高かった日本漫画家として受賞するなど海外での評価も高い。
2014年、LA出身アーティストのフライング・ロータス「You're Dead!」のアートワークを手がける。
現在では青林工藝舎の漫画雑誌『アックス』を中心にアブノーマルな作品を発表している。

「2023年 『駕籠真太郎画集 死詩累々[新装版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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